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Cロナ先発落ちも “代役”ラモスの圧巻3発でポルトガル4大会ぶり8強

[ 2022年12月8日 03:58 ]

FIFAワールドカップカタール大会決勝T1回戦   ポルトガル6―1スイス ( 2022年12月6日    ルサイル競技場 )

<ポルトガル・スイス>ハットトリックを決めたポルトガルのラモス(AP)
Photo By AP

 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、H組1位のポルトガルはG組2位のスイスに6―1で大勝した。ポルトガルは4大会ぶりに8強に入った。

 世界に名を知らしめる圧巻のゴールショーだった。バロンドール(世界最優秀選手)5回受賞のC・ロナウドに代わって代表初先発を果たしたラモスが前半17分に先制弾。左足でゴール左上の難しいコースを打ち抜くと、後半にも2得点を加えて今大会ハットトリック第1号を記録した。

 「ロッカールームに戻り、すぐ家族と友人に電話したよ」と無邪気に笑った21歳。今季ベンフィカでリーグ最多9得点を挙げてA代表歴なしでW杯メンバー入りすると、開幕3日前の親善試合ナイジェリア戦でデビュー弾を決めた。とはいえ、ここまでW杯1次リーグ2戦で交代での出場時間は計10分。「決勝トーナメントの先発でさえ夢にも思わなかった」というが、動きが少ないC・ロナウドに代わって前線を活性化させ、大勝を支えた。

 サントス監督はC・ロナウドの先発落ちを「戦術的な理由」と説明したが、韓国との1次リーグ第3戦で交代の指示に不満げな姿を見せ、指揮官が「気に入らない」と切り捨てたのも事実。新旧の“星”が明暗を分けた。

 ≪決勝トーナメントでは32年ぶり≫ポルトガルのFWラモスがスイス戦で、今大会初で史上53度目となるハットトリックを達成。決勝トーナメントでは、1990年イタリア大会の1回戦でチェコスロバキアのFWスクラビーがコスタリカから3得点して以来32年ぶり。

 ≪39歳ぺぺは年長2位弾≫ポルトガルのDFぺぺが前半33分の右CKでヘディング弾を決め、39歳283日でW杯史上2番目の年長ゴールを記録。最年長はロジェ・ミラ(カメルーン)が94年米国大会で残した42歳39日。

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