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C大阪 7年ぶり開幕3連勝で単独首位浮上 奧埜2戦連発、来れば負けないビリケン神話健在!

[ 2020年7月9日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   C大阪2-0清水 ( 2020年7月8日    ヤンマー )

<C大阪・清水> 後半、先制点を決めグータッチで喜ぶC大阪・奥埜(中央) (撮影・後藤 大輝)
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 各地で9試合が行われた。C大阪はホームで清水と対戦。後半26分にMF奧埜博亮(30)が2試合連続となるゴールを奪うなど2―0で快勝した。2013年以来7年ぶりの開幕3連勝で首位に躍り出た。大阪のシンボル・通天閣のビリケンさんがベンチに鎮座。ホームゲームに来場すれば8戦無敗と御利益は健在だ。神戸は1―0で鳥栖に勝利し、今季初勝利を飾った。

 まるで見えない力が働いたかのように、相手に一瞬の隙が生まれた。後半26分、DF丸橋がスルスルと中央を攻め上がると、最終ラインと駆け引きしていた奧埜がフリーに。送られてきたスルーパスを受けてGKとの1対1を迎え、左足で冷静にシュートを浮かせて流し込んだ。前節の大阪ダービーに続くゴールで均衡を破り、これが決勝弾となった。

 「FWで出ているので毎試合、ゴールやアシストができればと思っているけど…。今はたまたま結果がついてきているだけ」

 ボランチを本職とする背番号25は謙虚に振り返ったものの、昨季から指揮を執るロティーナ監督によってコンバートされ、昨年8月以来となる2戦連発。13年以来となる開幕3連勝を呼び込んだ。

 本拠では初のリモートマッチながら、スタンドには応援バナーが設置され、そしてベンチには通天閣から駆けつけたビリケンさんが鎮座した。足の裏をなでれば御利益があるとされる「幸運の神様」が来た試合は、これで8戦無敗だ。

 一緒にベンチにいたロティーナ監督は存在を知らなかったようで「アシスタントコーチが伝えてくれなかったから知らなかった。コーチは罰金だね」と苦笑い。それでも「運を運んでくれるなら、いつでも歓迎だよ」と再びの来場を期待した。DF片山にもJ1初ゴールが生まれ、守備陣は清水を完封。中断期間中に高めてきたチーム力、そして神通力にも背中を押されてC大阪が首位に立った。 (西海 康平)

 《子どもたちに観戦呼びかけ》大阪市住吉区の長居小学校でランドセルカバーの贈呈式を行った。同市をホームタウンとすることから、市内の小学1年生約2万2000人にプレゼントしており、式には森島寛晃社長と藤本康太アンバサダーが出席。藤本アンバサダーは「今はまだセレッソの試合は無観客だけど、応援できるようになったらスタジアムに来てください」と子どもたちに試合観戦を呼び掛けた。

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