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FC東京 DF中村帆、武藤以来6年ぶりルーキー開幕戦先発で奮闘「上に上に目指していきたい」

[ 2020年2月24日 18:48 ]

23日の清水戦でフル出場したFC東京DF中村帆
Photo By スポニチ

 FC東京は24日、都内でJ2大宮と練習試合を行った。23日のリーグ清水戦に先発したメンバーらは出場せずにリカバリー。体の回復に努めた。

 キャンプからの積み上げが認められた瞬間だった。今季、明大から加入したDF中村帆高(22)はリーグ開幕戦のアウェー清水戦で左サイドバックとして先発。起用は本職の右サイドバックではなかったものの、自身にとってのJ1初出場でもあり、記念すべき日になった。

 「サイドバックはそうそう途中出場はないし、同じポジションには日本代表の室屋選手がいる。(MF安部とMF紺野の)2人が先に出ると思っていて、その覚悟で加入した。まさかここで使ってもらえるとは思わなかった」

 FC東京でプロ1年目の選手が開幕戦で先発するのは、14年のFW武藤嘉紀(現ニューカッスル)以来、6年ぶり。08年には明大の先輩でもあるDF長友佑都(現ガラタサライ)がピッチに立っている。その後、2人は日本代表、そして海外へと飛び立っていった。

 「年代別代表の経験もないけど、日本代表に入りたいと思っています。1人のプロ選手として、上に上にと目指していきたい。先輩たちと同じ道に乗っていければ……」

 清水戦では自分の力のなさを痛感した。ビルドアップ、ポジショニング、止める・蹴るの質。プロとしての立ち位置を再確認し、多くの課題を見つけた。今はそれが楽しくて仕方ない。「90分出してもらった感覚を大切にすること。進化していく中村帆高を見せたい」。柔和な笑顔で、力強く宣言した。

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2020年2月24日のニュース