GK楢崎、現役引退を発表 「最高のサッカー人生」もファンに勇姿見せられず「申し訳なく」

[ 2019年1月8日 15:01 ]

サポーターに手を振るGK楢崎正剛
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 4大会連続でワールドカップ(W杯)メンバーに選ばれた元サッカー日本代表GK楢崎正剛(42)が2018年シーズン限りで24年間に渡った現役を引退することが分かった。所属チームの名古屋が8日、発表した。

 楢崎はクラブを通じ「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました」と報告。新シーズンを前にした時期であること、さらに、18年には一度もベンチ入りがないままでの発表となり「最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできず終わってしまったこと申し訳なく思います」と謝罪しつつ「横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません」とコメントし、サッカー生活に携わったすべての人に向けて感謝の言葉をつづった。

 奈良県出身の楢崎は奈良育英高時代に全国高校サッカー選手権で4強入りし、1995年に横浜フリューゲルス入り。高卒新人ながらレギュラーをつかみ、2年目には早くもJリーグのベストイレブンに選ばれた。

 横浜Fが99年元日の天皇杯優勝をもって消滅すると、99年シーズンから名古屋に移籍。以降、2000年から2013年まで14年連続で主将を務めるなどチームを引っ張り、名古屋がクラブ初の優勝を果たした10年にはGK初のJリーグMVPに選出された。名古屋がクラブ初のJ2降格となった2017年も29試合でゴールマウスを守りJ1昇格に貢献。だが、2018年は風間八宏監督(57)の構想から外れ、1度もベンチ入りがなかった。リーグ戦通算でJ1は631試合、J2は29試合に出場、合計660試合でゴールを守り、ベストイレブンを6回、優秀選手は10回受賞した。

 1996年に初選出された日本代表では、日本が悲願のW杯初出場を果たした98年フランス大会から02年日韓大会、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会と4大会連続でメンバー入りするなど15年間に渡って国際Aマッチ通算77試合に出場。00年シドニー五輪ではオーバーエージ枠でメンバー入りし、全試合に出場した。

 国際Aマッチ116試合に出場し、昨年11月に現役引退を発表した1学年上の元日本代表GK川口能活(43=J3相模原)とは10年以上に渡って日本代表でしのぎを削った盟友で、12月2日に行われた川口の引退セレモニーでは楢崎がサプライズ登場して花束贈呈役も。その際、川口から「まだ、続けてください。僕の分も頑張ってください」と笑顔でエールを送られ、楢崎も笑顔を返したが、盟友と同じく平成最後のシーズンでユニホームを脱ぐことになった。楢崎の引退により、横浜Fでプレーした選手で現役はG大阪の元日本代表MF遠藤保仁(38)だけとなる。

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