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川口氏 同じシーズンでユニホーム脱ぐ楢崎に感謝「ライバルという一つの言葉では言い表せない」

[ 2019年1月8日 19:03 ]

引退セレモニーでゲスト登場したJ1名古屋・GK楢崎正剛(左)から花束を贈られたGK川口能活
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 2018年シーズン限りで現役を引退する元日本代表GK川口能活氏(43=J3相模原)が8日、自身のフェイスブックを更新。同日、自身と同じく18年シーズン限りでの現役引退を表明した名古屋の元日本代表GK楢崎正剛(42=名古屋)に感謝の言葉を送った。

 川口氏と楢崎とは10年以上に渡って日本代表でしのぎを削った盟友。川口氏は一足先に引退を決意し、自身の現役ラストゲームとなった昨年12月2日の鹿児島戦では、楢崎がサプライズゲストで登場。引退セレモニーで花束を手渡された楢崎に「まだ、続けてください。僕の分も頑張ってください」とエールを送っていたが、2人のレジェンドはくしくも同じシーズンでユニホームを脱ぐことになった。

 川口氏は「昨年末の僕の現役最後の試合にも来てくれた、僕にとって特別な選手です。ライバルという一つの言葉では言い表せないほどの多くの試合、大会、時をともにしました。僕は楢崎正剛という選手がいなければ、ここまで選手としてやれてこれなかった」と改めてその存在の大きさについて言及。

 「日本代表で彼とポジションを争っていた時、僕が出場した試合でチームが負けたら正剛が出場する。次の試合で彼が一つのプレーで失敗したら、僕にチャンスがくる、という時代でした」と振り返り、「でもその中で切磋琢磨しお互いが成長できたと思います。正剛がいなかったらもっと早く現役を辞めていたかもしれない。彼と競う日々で僕は成長できて、向上心をもってやってこれたのだと思います。僕のサッカー人生で楢崎正剛という素晴らしいゴールキーパーと出会うことができて幸せでした。これからもよろしく。」と溢れる思いを綴った。

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2019年1月8日のニュース