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富山第一、2点差ひっくり返して劇的日本一!!

[ 2014年1月13日 16:39 ]

初優勝を果たし、表彰式で喜ぶ富山第一イレブン

第92回全国高校サッカー選手権大会決勝 富山第一3―2星稜

(1月13日 国立)
 第92回全国高校サッカー選手権大会は13日、東京・国立競技場で決勝戦を行い、2年連続25回目出場の富山第一(富山)が15年連続24回目出場の星稜(石川)に3―2で逆転勝ちし、悲願の初優勝を果たした。

 富山第一は前半34分と後半25分に失点し、0―2と苦しい展開。だが、ここからドラマの幕が上がった。

 後半41分、途中出場のFW高浪(3年)が右足で決めて1点差に迫ると、ロスタイムに突入した後半48分には、大塚一朗監督(49)の次男で主将のMF大塚翔(3年)が右足でPKを決めて土壇場で同点。その瞬間、延長戦突入を告げる審判の笛が鳴るギリギリの同点劇だった。

 だが、史上初の“北信越対決”となった決勝戦はそれだけでは終わらなかった。10分ハーフの延長戦も終わりに近づき、PK戦決着が見えかかっていた延長後半9分、MF村井(3年)が左足でスーパーシュートを決め、ついに逆転。ロスタイム1分も全員で守り抜き、歴史に残る大逆転優勝を達成した。

 ▽富山第一 1959年創立の私立校。サッカー部のOBに元日本代表FWの柳沢敦(仙台)らがいる。スポーツが盛んでラグビーやバレーボール女子も全国大会の常連。野球部は昨夏に甲子園初出場でベスト8入りした。

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