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確信犯ハンドも“厳罰なし”出場停止は1試合だけ

[ 2010年7月5日 06:00 ]

<ウルグアイ・ガーナ>延長後半、ゴール前の混戦で手を使いゴールを防ぐウルグアイのスアレス(左)

 W杯準々決勝のガーナ戦で手でゴールを阻止したウルグアイ代表FWルイス・スアレス(23=アヤックス)に対し、FIFAは1試合の出場停止の処分を科した。6日の準決勝オランダ戦が対象試合となる。決勝か3位決定戦には出場できる。

 もっとも、スアレスの反則で与えたPKをガーナFWギャンが外し、PK戦の末にウルグアイが勝ったため母国ではスアレスは英雄扱い。パイス紙が「歴史に名を刻んだ」と持ち上げれば、レプブリカ紙は反則行為を86年メキシコ大会のアルゼンチン代表FWマラドーナのゴールになぞらえて「神の手」と表現した。また、FWフォルランはガーナ戦後、宿舎でチームメート、ファンとパーティーで盛り上がる様子をツイッターで報告。勝利の興奮は続いている。
 だが、21歳のDFロデイロがガーナ戦で右足を骨折して離脱、主将のDFルガノも右ひざ負傷で検査を受けるなど万全でない。出場停止のスアレスと合わせ、オランダ戦は苦しい布陣を強いられる。

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2010年7月5日のニュース