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W杯4強に選手9人 頭痛めるバイエルン監督「準備できない」

[ 2010年7月5日 15:56 ]

 W杯南アフリカ大会の準決勝にドイツとオランダが進出したが、両チームに多くの選手を送り出しているドイツ1部リーグ、バイエルン・ミュンヘンのファンハール監督にとっては頭の痛い問題になっている。

 ドイツのクローゼ、シュバインシュタイガー、ミュラー、ラームら7選手に、オランダのロッベンとファンボメルを合わせた9人がバイエルンの所属。クラブは主力の大半を欠いたまま、8月20日に開幕する新シーズンに向けての練習を余儀なくされており、オランダ人指揮官は「よい準備をすることは不可能だ」と嘆いている。
 クラブの公式ホームページによると、キャンプ第1クール最終日となった4日はたった10人で練習を行った。「W杯戦士」たちは大会終了後に約3週間の休暇を取るため、チームに合流するのは8月2日になる予定。ファンハール監督は「わたしだけでなく、選手にとっても難しいことだ」と困惑している。
 2009~10年シーズンはリーグとカップ戦の国内2冠を達成し、欧州チャンピオンズリーグでも準優勝した。その原動力となった選手たちが、W杯決勝で対戦する可能性もある。クラブにとっては名誉なことでも、指揮官は「残念に思っている」というのが本音のようだ。(共同)

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2010年7月5日のニュース