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シュート30本も…5戦無得点メッシ号泣

[ 2010年7月5日 06:00 ]

大敗にうつむくメッシ

 【W杯準々決勝・アルゼンチン0―4ドイツ】不発で2度目のW杯を終えたアルゼンチンのメッシが涙に浸った。マラドーナ監督から抱きしめられた時はこらえていたが、ロッカーで号泣。取材ゾーンでは記者の呼び掛けに応じず、無言で競技場を去った。

 実力を発揮できず国民の批判にさらされた南米予選。今大会に向け「ピッチで答えを出す。自分がバルセロナと同じプレーを代表でもできることを証明するいい機会」と訴えていた。言葉通りトップ下から前線を自由に動き、チーム10得点のうち6得点に絡む活躍。しかし、この日は精彩を欠いた。今大会2位のシュート30本を放ちながら不発に終わり、地元紙オレは「ゴールも栄光もなく」と伝えた。それでもマラドーナ監督は「ロッカーで涙を流す姿を見て、メッシがアルゼンチンを愛していないなどと言う連中は愚か者と分かった」と支えてくれた。去就が微妙な指揮官の下で恩返しが可能か分からないが、4年後の雪辱を信じて歩み続けるしかない。

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2010年7月5日のニュース