【浦和・さきたま杯】ノボバカラ4年ぶり重賞V!8歳衰え知らず、好位から差し切る

[ 2020年5月28日 05:30 ]

さきたま杯を快勝したノボバカラ(浦和競馬提供)
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 中央交流G2の「第24回さきたま杯」が27日、浦和競馬場で行われた。7番人気の伏兵ノボバカラが直線差し切り優勝、16年のカペラS以来、南関東では初となる4つ目の重賞タイトルを手にした。

 絶好のタイミングでゲートを出ると、すんなり内のポケットで収まって3、4番手を追走。抜群の手応えからエンジンに点火したのは3コーナーだった。2番手に上がって逃げるノブワイルドを射程圏内に入れ、直線は一完歩ごとに差を詰める。鞍上・森のこん身のステッキが1発、2発、3発…それにきっちり応えて末脚を伸ばすと残り20メートルでかわし、さらに外から来たブルドッグボスの強襲も1馬身抑えてVゴールに飛び込んだ。

 13日の川崎マイラーズ(グレンツェント)以来、今年5勝目となる重賞勝ちとなった森。「初騎乗で以前と比較はできないが、返し馬の時から力強さもあって落ち着きもあった。今は凄く体調が良かったと思う。良いときにチャンスをもらった」と破顔一笑。「いい末脚を見せてくれた。勝ち時計も良かったし、8歳だがまだまだやれるはず」と続けて愛馬にエールを送っていた。

 2着ブルドッグボス(御神本)展開は理想的で(重量)58キロを考えればいい競馬だった。次が楽しみ。

 3着ノブワイルド(左海)いい形だったが残り100メートルでいっぱいに。休み明け2戦目で良くなっている。

 5着ジャスティン(坂井)スタートでつまずいた。道中もコーナーが回りづらそう。ベストはワンターンの1200メートルだと思う。

 ◆ノボバカラ 父アドマイヤオーラ 母ノボキッス(母の父フレンチデピュティ) 牡8歳 栗東・森秀行厩舎 馬主・LS・M 生産者・北海道新ひだか町の萩沢泰博氏 戦績51戦9勝(南関東6戦1勝) 総獲得賞金2億8124万9000円。重賞は16年カペラS以来4勝目。

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2020年5月28日のニュース