【日本ダービー】ワーケア、3頭併せガッツ一変!皐月賞自重でケア万全

[ 2020年5月28日 05:30 ]

ウッドチップコースで追い切るワーケア(右)(撮影・郡司 修)
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 コントレイルの無敗の進軍に抵抗できるのは、ダービー一本に待機した府中の鬼だ。ダービーの追い切りでワーケアが軽快な走りを披露した。皐月賞を自重して気配一変。オークス2着ウインマリリンにも課した3頭併せの調教で万全の態勢を整えた。

 悔しさをかみしめたオークスのゴールの先には歓喜のダービーが待っている。ワーケアに用意した大一番の追い切りメニューはオークス2着ウインマリリンと同じWコースの3頭併せ。その真ん中から余力たっぷりに抜け出してくる。外のフィリアーノ(4歳1勝クラス)を突き放し、内のニシノコトダマ(4歳2勝クラス)と併入。ゴール前で追われると、硬さが目立った前走・弥生賞時とは別馬のような柔らかいフットワークを伸ばした。

 「ここ一番のレースだし、3頭の真ん中で気を乗せておきたかった。ガッツを引き出すのが目的です」と口火を切った手塚師。「真ん中に入れた割には冷静すぎるというか、もう少し闘争心が欲しいところですが、競馬に行っても平然としている。大人なのかな。状態自体は凄くいい。弥生賞時の硬さも取れて、いい雰囲気で大一番を迎えられます」。手綱を取った嶋田(レースはルメール)も「3頭併せで左右から挟まれても、しっかり動けました。追うたびに走りが力強くなっています。成長を感じます」と手応えを語った。

 皐月賞は優先出走権を獲得しながら自重。コース適性を重視してダービー一本に備えてきた。「仕掛けてもすぐ反応できず、直線に入ってようやくエンジンが掛かる性能。東京の長い直線は合う。ダービーで万全を期すため皐月賞は無理しなかった」と同師は説明する。東京コースは2戦2勝。新馬戦ではウインカーネリアンを2馬身半突き放し、続くアイビーSでは後続に3馬身差で圧勝した。「皐月賞の上位2頭(コントレイル、サリオス)は強いし、今の東京はタイムが速いので後方からではきつい」と続けたが、3頭併せの真ん中に入れても平然としている精神力は大一番で何より頼りになる。

 ウインマリリンは7番人気のオークスで外枠から先行して2着に粘走。無敗桜花賞馬デアリングタクトの半馬身差に食い下がった。「内枠ならあの半馬身差は何とかなっていたかも」。レース直後に同師は悔しさをにじませた。再び3頭併せの勝負手で無敗皐月賞馬に挑む。「今度は外枠を引かないで真ん中あたりを引きたい」(同師)。オークスの悔しいゴールの先には歓喜のダービーが待っている。

 【05年有馬でディープ破った父ハーツクライ×ルメール】ワーケアは“ディープキラー”で知られるハーツクライ産駒。05年有馬記念でデビュー7連勝中のディープインパクトを破ったのがルメール騎乗のハーツクライだった。ディープインパクトの最高傑作と評されるコントレイルに初めて土を付けるのも“ディープキラー”のコンビか。

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