【大井・東京シンデレラM】ローレライ ラストランのつもりが重賞初V!現役続行の可能性も…

[ 2019年12月31日 05:30 ]

<大井>大激戦の東京シンデレラマイルを制し、重賞初Vを決めたローレライ(中央)。左は2着オルキスリアン、右は3着サンルイビル
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 牝馬重賞の「東京シンデレラマイル」(S3)が30日、大井競馬場で行われた。5番人気のローレライが直線一気の追い込みで優勝、重賞初制覇を成し遂げた。堀師は07年ニューイヤーカップ以来12年ぶりの重賞勝利となった。また、2着オルキスリアンの母アクイレジアの1番子がローレライの母アルデュイナという血統構成で名牝ロジータのひ孫と孫のワンツーフィニッシュとなった。

 これがラストラン。そう聞いて騎乗しただけに本田重にとっても忘れられない1勝となった。自然とペースが上がって、1コーナーすぎでも息を入れられた。後は直線で持ち前の末脚を生かすだけ。「最後の直線はどうなるか分からなかったが、必死に追って結果を出せて本当に良かった。うれしいです」と本田重は満足そうな笑顔を浮かべた。

 ただ、この勝利でオーナーサイドの意向で現役続行の可能性が浮上した。「権利を獲ったTCK女王盃(1月22日、大井)を使うかもしれない」と堀師。いずれにしても陣営にとってはうれしい1勝だった。

 ◆ローレライ 父ゴールドアリュール 母アルデュイナ(母の父クロフネ) 牝5歳 大井・堀千亜樹厩舎 馬主・前田幸治氏 生産者・北海道新冠町のノースヒルズ 戦績31戦7勝 総獲得賞金4761万5000円。

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2019年12月31日のニュース