【水沢・桐花賞】エンパイア佐藤祐師 3年越し“連覇”へ全力投球

[ 2019年12月31日 05:30 ]

桐花賞連覇を狙う佐藤裕司師
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 31日の水沢メインは岩手競馬のグランプリ「第44回桐花賞」。一昨年の覇者・エンパイアペガサス(牡6)を送り出す佐藤祐司師(58)の胸の内に迫った。

 ――昨年(薬物問題で中止)に続き今年もファン投票1位(別表)。

 佐藤祐師 このレースに出られるのはファンの皆さんが投票してくれたおかげ。とてもうれしく感じています。

 ――初制覇した一昨年を振り返って。

 人気はベンテンコゾウでしたが、両馬のダービーGPにおける他地区馬相手のレース内容(16年エンパイア2着、17年ベンテン5着)を比較して、十分勝ち負けになるだろうと思っていました。

 ――それから約2年間、岩手でトップを張っている秘訣(ひけつ)は?

 年を重ねたのもありますが、今年は遠征競馬で他地区馬と対戦し、馬が丈夫になってきたのが大きいと思います。

 ――前走の白嶺賞は鼻差の辛勝。

 本来だったら使わなかったマイル重賞(当初は12月2日の水沢・北上川大賞典を予定も薬物問題で開催取りやめ)。自分から勝ちにいく競馬となり、ゴール前詰め寄られたのは反省点。理想は昨年の北上川大賞典(2周目3角先頭から大差勝ち)のような早め早めのレース。

 ――今年の岩手では4戦3勝も、唯一負けているレース(みちのく大賞典)が水沢2000メートル。

 マイル向きなのかもしれませんが、一昨年のような競馬ができれば大丈夫。それよりも久々の中1週競馬が心配点。今年はゆったりとしたローテーションで使っているので…。

 ――追い切り後の状態は?

 軽めの調整でしたが、追い切った感じから問題はない。年明けに使う予定はないですし、このレースに全力投球します。

 思い出の桐花賞を尋ねたところ17年エンパイアでの初Vより、13年モズでの2着をピックアップした佐藤祐師。自信を持って参戦したモズが逃げたが、伏兵スーブルソーに差された悔しさが今でも残っているという。エンパイアで3年越しの“連覇”を決め、うれしい記憶として重ねられるか。

 ◆佐藤 祐司(さとう・ゆうじ)1961年(昭36)6月1日生まれ、岩手県出身の58歳。岩手で地方通算1487勝と活躍した兄・佐藤浩一元騎手(現調教師)をかっこいいと思い、水沢農業高校卒業後に水沢・高橋武厩舎の厩務員に。調教師になったのは長男が中学2年時に手紙をもらったのがきっかけ。「学校に行きたいから面倒を見てくれ」との内容から、高校なら何とかなると思っていたが、大学だと分かり一念発起。03年12月18日に調教師補佐に、長男が大学入学を迎えた年となった06年3月17日に調教師に合格した。同年4月22日、水沢で初出走。5月15日に盛岡5R(シャーディーソロン)で初勝利。12年12月1日プリンセスC(ブリリアントロビン)で重賞初制覇。重賞通算17勝。

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