【船橋・クイーン賞】アクセル全開!重賞4V 8年ぶり地方馬勝利

[ 2019年12月12日 05:30 ]

クイーン賞を快勝したクレイジーアクセル
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 牝馬の中央交流重賞「第65回クイーン賞」(G3)が11日、船橋競馬場で行われた。4番人気のクレイジーアクセルが逃げ切り優勝、4つ目の重賞タイトルをものにした。同馬には「第23回TCK女王盃」(1月22日、大井)と「第66回エンプレス杯」(3月5日、川崎)への優先出走権が与えられた。

 11年クラーベセクレタ以来8年ぶりの地方馬勝利。それだけに渡辺和師も感無量。「今まで勝った中で1、2を争うくらいうれしい」と偽りのない言葉で“1勝”の味を表現した。

 馬の状態は万全。52キロ、直前に大量の降雨があって馬場が締まったとなれば1番枠を生かさない手はない。「スタートだけに注意した」吉原をそこを決めると迷わず11頭を引っ張った。向正面で2、3番手の馬が並びかけてきてもペースは落とさなかった。「最後までこの馬のペースを守れた。凄い成長力。これからも楽しみになった」と吉原は満面の笑みを見せた。次走は権利を取ったTCK女王盃が有力となったが、年明け5歳牝馬の有望な将来が一気に開けてきた。

 2着プリンシアコメータ(岩田康)馬はいい仕上がりだったが、前を楽に逃がしてしまった分届かなかった。

 ◆クレイジーアクセル 父ロージズインメイ 母ベアフルート(母の父サクラバクシンオー)牝4歳 大井・渡辺和雄厩舎 馬主・市原高一氏 生産者・北海道新冠町の川上牧場 戦績20戦7勝(南関東18戦5勝) 総獲得賞金8427万5000円。

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2019年12月12日のニュース