【有馬記念1週前追い】アーモンド、別格ラスト1F11秒8!ルメールも大興奮

[ 2019年12月12日 05:30 ]

ルメールを背にウッドチップコースで追い切るアーモンドアイ(撮影・郡司 修) 
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 最強牝馬に隙なし!暮れのグランプリ「第64回有馬記念」の1週前追い切りが11日、東西トレセンで行われ、10日に出走を表明したばかりのG1・6勝馬アーモンドアイ(牝4=国枝)が美浦ウッドチップコースで桁違いの動きを披露した。軽い熱発の影響で香港遠征を自重したが、体調面の不安を吹き飛ばす圧巻のデモンストレーション。超豪華メンバーがそろう暮れの大一番でも主役は間違いなくこの馬だ。

 次々と追い切られるサラブレッドの中でも、明らかに次元の違う脚さばき。そして全身から漂う特別なオーラ。現役最強牝馬のアーモンドアイが直線で桁違いの加速を見せた瞬間、報道陣から「おおっ!」と、どよめきが起こった。感触を確かめた主戦・ルメールも興奮を抑え切れない。調教スタンドの前へ笑顔で戻ってくると「ノープロブレム!」と叫んだ。

 香港遠征を軽い熱発で見送って以降、初めての強い追い切りはWコースでノチェブランカ(4歳3勝クラス)との併せ馬。主戦・ルメールを背に2馬身追走し、直線では内へ進路を取る。鞍上がわずかに合図を送ると“瞬間移動”し、アッという間に前へ出た。馬なりでラスト1F11秒8を叩き出し、悠々と2馬身先着。「手応えが良かった。残念ながら香港には行けなかったけどコンディションはいい。それが一番大事」。パートナーの体調に問題がないことを確認し、ルメールはホッとした様子だ。

 その後、鞍上には有馬記念の舞台に関する質問が集中した。アーモンドアイは2500メートルの距離も中山の芝コースも未経験。それでもルメールは「ジャパンC(1着)はレコードタイムで、府中の2400メートルも全く問題なかった。絶対にスタミナがあると思うので大丈夫。心配していない」と断言した。小回りで直線が短いコース形態についても「京都内回り(秋華賞1着)でも凄くいい脚を使ってくれた。乗りやすくて賢い馬なので心配していない。ドバイ(ターフ1着)だって初めてのコースだったでしょ?」。能力発揮には支障がないことを強調した。

 何度も繰り返した“心配していない”のフレーズ。そして緩みっぱなしの顔。この日のルメールの雰囲気から、熱発の影響が全く残っていないのは明らかだ。「有馬記念は凄くいいレース。そこにアーモンドアイで出られるのはとてもうれしい」。その表情は最強牝馬への揺るぎない自信に満ちあふれていた。

 【有馬史上最多G1馬11頭】超豪華メンバーとなる見通しの有馬記念。11日になってウインブライトの回避が発表されたが、それでもG1馬は11頭。これはグレード制導入以降の有馬では史上最多。獲得した総G1タイトルは実に23勝。中でもアーモンドアイのG1・6勝は断トツ。次点リスグラシューの3勝を楽に引き離している。

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