【朝日杯FS】武ビジョン、折り合い課題も「我慢利いた」ラスト12秒5

[ 2019年12月12日 05:30 ]

坂路を単走で駆け上がるタイセイビジョン(撮影・亀井 直樹)
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 2歳王者決定戦「第71回朝日杯FS」の最終追い。栗東では京王杯2歳Sに続く重賞連勝を狙うタイセイビジョンが坂路を快走。新コンビを組む武豊(50)は20回目の挑戦で同レース初Vを狙う。勝てばJRA・G1完全制覇にリーチがかかる。

 レジェンド武豊が朝日杯FS初Vを狙うタイセイビジョンの最終追いは坂路単走。直線、軽く促す程度で4F55秒4~1F12秒5にまとめた。「先週併せ馬でいい時計(4F52秒7)が出た。相手を無理なくちぎって(3馬身先着)伸び伸びと理想的な追い切りができた。今週はしまいの感触を確かめる程度。我慢が利いてリラックスして走れた」。余田助手は思惑通りの調整に満足そうな笑みを浮かべた。

 その1週前追いに騎乗した武豊は「いい動きだった」と好感触を口にした上で課題も挙げた。「気持ちが前向き過ぎる。前走(京王杯2歳S1着)に乗ったクリストフ(ルメール)に聞いたら“返し馬で止まらなかった”と。レースも掛かっていた。クリストフがあんな変な格好で引っ張るのは珍しいから」

 武豊はJRA・G1全冠制覇へ朝日杯FSとホープフルSを残すのみ。朝日杯は過去19回騎乗し2着4回。全て3/4馬身差以内とわずかな着差に涙をのんできた。「僕は勝っていないジョッキーだから」と自虐する一方で「折り合いに課題はあるが凄くいい馬が回ってきた。チャンスはある」と色気十分。現時点でホープフルSに騎乗予定馬がなく、今年中の全冠達成は難しい状況だが「それでもリーチはかけておきたい」と前人未到の大記録へ意欲をのぞかせた。

 今年はワールドプレミアで菊花賞を制し昭和、平成、令和と初の3元号G1制覇を達成し、レジェンド健在をアピールした武豊。次なるターゲットは鬼門突破。20回目の挑戦で悲願成就なるか。

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