365日 あの頃ヒット曲ランキング 7月

【2000年7月】LOVE 2000/金メダルで有名に hitomi これが愛の凝縮版

[ 2011年7月4日 06:00 ]

hitomiが歌う「LOVE 2000」のCDジャケット
Photo By スポニチ

 ★00年7月ランキング★
1 For You、タイム・リミット/宇多田ヒカル
2 夏の王様・もう君以外愛せない/KinKi Kids
3 SEASONS/浜崎あゆみ
4 虹になりたい/TUBE
5 juice/B’z
6 NEVER END/安室奈美恵
7 LOVE 2000/hitomi
8 Secret of my heart/倉木麻衣
9 メモリーズ・放浪カモメはどこまでも/スピッツ
10 Escape/Misia
注目水・陸・そら、無限大/19
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【LOVE 2000/hitomi】

 西暦2000年、ミレニアムだった。だからタイトルに2000を入れたのかと思いきや、そんな単純なものではなく、hitomiが今この時、2000年の今思い描いている愛を歌にしたという意味が込められていた。

 歌手として愛のさまざまな形を表現してきた中で「これがその凝縮版」と説明したhitomi。目には見えないけれども、恋人でも友人でも、ありのままの自分を理解してくれる人と心が通じた時に、愛は生まれるものというのが曲のテーマだ。

 冒頭の「愛はどこからやってくるのでしょう?」というストレートな問いかけは印象的で、まさにつかみから聴き手のハートをとらえた。明るく、終始アップテンポの曲は従来のファンだけでなく、hitomiの作品にそれほどなじみがなかった層にも浸透。日本テレビの「劇空間プロ野球」のイメージソングにもなり、男性にも認識されたのがヒットの要因となった。

 オリコンチャートでは7月10日付で5位が最高順位だったが、9月にシドニー五輪で女子マラソンの金メダルを獲得した高橋尚子がスタート直前に報道陣の前で笑顔で踊っていた時に、ヘッドホーンステレオで聞いていた曲が「LOVE…」だったことがことが分かると、“金メダルソング”に注目が集まり、再度ランキングが上昇した。

 高橋が曲をよく聞いていることを知らされるとhitomiは「私の作品が頑張る力になれたことは光栄でとてもうれしい。自分への応援歌として書いたこの曲で、より多くの人が頑張ってもらえたら」と感激していた。

 過去にホリプロスカウトキャラバンに応募するなどしていたが、小室哲哉プロデュースによってCDデビューしたのが94年。3枚目の「CANDY GIRL」が40万枚の売り上げを記録。毎回アルバムの完成度は高く、96年のセカンドアルバム「by myself」では80万枚をセールスした。

 2度の結婚、出産を経験。ヘアヌードを披露するなど、その活動範囲は広く、奔放である。
 

続きを表示

バックナンバー

もっと見る