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【1970年2月】ドリフのズンドコ節/ザ・ドリフターズ 人気絶頂!ドリフ最大のヒット曲

[ 2012年2月26日 06:00 ]

 ★70年2月ランキング★
1 逢わずに愛して/内山田洋とクールファイブ
2 ドリフのズンドコ節/ザ・ドリフターズ
3 黒ネコのタンゴ/皆川おさむ
4 白い蝶のサンバ/森山加代子
5 白い色は恋人の色/ベッツィ&クリス
6 国際線待合室/青江三奈
7 私が死んだら/弘田三枝子
8 恋人/森山良子
9 別れのサンバ/長谷川きよし
10 新宿の女/藤圭子
注目愛の美学/ピーター
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【ドリフのズンドコ節/ザ・ドリフターズ】

 恐らく当時の日本で一番忙しい5人だったに違いない。高視聴率番組「8時だよ!全員集合」(TBS)でお茶の間の人気をさらった、ザ・ドリフターズは歌でも大ヒット。69年11月に発売した「ドリフのズンドコ節」は、レコード売り上げ80万枚の大ヒットに。68年「いい湯だな」、69年の「ミヨちゃん」を上回る、最大のセールスを記録した。

 ズンドコ節とは元々「海軍小唄」と呼ばれた、戦時中に日本海軍の中で歌われていたもの。戦地に赴く兵の本音を歌ったおり、部隊などによって歌詞の内容は違うがメロディーは同じだった。作詞も作曲も不詳だったため、これを替え歌にして歌う歌手が戦後相次いだ。ドリフもなかにし礼が詞に手を加えたものを歌ったが、男女の恋模様をコミカルに表現し大ヒットした。

 ドリフはオリジナルの曲を歌わず、すべて替え歌や元々あったものをリメークするのが特徴。リーダーのいかりや長介は「僕らは歌手ではないから。それでいい」と説明。1つのコントが完成するまでには納得いくまでリハーサルを繰り返し、本番30分前でも完成していなかったこともあるこだわりからすると、コミックバンドとしてデビューした割に、歌うことに対してのスタンスはあっさりしていた。

 テレビはもちろん歌に映画にと、何でもござれのドリフだったが、「ぼくたちは不器用ですから。いくつも仕事を同時にやるのは本当はとても難しい」と、いかりやは口ぐせのように話していた。もちろん、売れっ子の謙そんもあるだろうが、殺到したテレビのオファーはことごとく断っていた。

 「全員集合」の視聴率にあやかろうと、テレビ各局は札束攻勢で近寄ったが、金より質を保つことという姿勢はぶれなかった。そこにはかつての人気コンビ「コント55号」が、レギュラーを週に9本もかかえ、最後はパンクしてしまった姿を見ていたからにほかならなかった。

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