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365日 あの頃ヒット曲ランキング 2月

【1971年2月】花嫁/はしだのりひことクライマックス 実は妻とのデートがモチーフ

[ 2012年2月17日 06:00 ]

 ★71年2月ランキング★
1 花嫁/はしだのりひことクライマックス
2 知床旅情/加藤登紀子
3 京都慕情/渚ゆう子
4 望郷/森進一
5 雪が降る/アダモ
6 大勝負/水前寺清子
7 女の意地/西田佐知子
8 走れコウタロー/ソルティー・シュガー
9 誰かさんと誰かさん/ザ・ドリフターズ
10 おんなの朝/美川憲一
注目さいはての女/藤圭子
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【花嫁/はしだのりひことクライマックス】

 実はあるカップルの付き合いを見守っていた友人が、幸せになってほしいとの願いを込めて作った歌詞が大ヒット曲となった。71年1月10日発売のはしだのりひことクライマックスのファーストシングル「花嫁」の歌詞のモデルは、後にはしだの妻となる女性だった。

 「ザ・フォーク・クルセダース」、「シューベルツ」と2つのグループでそれぞれ「帰ってきたヨッパライ」「風」とヒット曲を連発してきたはしだは、休みもないほど仕事に明け暮れた。高校時代からはしだのことが好きだった彼女は彼に会うために、コンサートが行なわれる街へ訪ねて行くこともしばしば。それこそ歌詞にある「夜汽車に乗って」、はしだの時間が空く朝方のデートをすることも珍しくなかった。

 それを知っていたのが、クルセダースで一緒だった北山修。彼女のけなげな姿をモチーフにして、いつか彼女ではなく、花嫁としてはしだのもとへ走っていく日を願って詞に託した。後にはしだと彼女は結ばれた。歌自体は駆け落ち明るい調子で歌ったものだったが、背景にそんな物語があるとは、レコードを買った人もラジオにリクエストはがきを書いた人も知らなかったに違いない。

 はしだはグループを結成するたびにヒット曲を飛ばしてきたが、長く続けることはなく解散。次のグループをまた作るということを繰り返してきた。「クライマックス」というグループ名にはこれが最後、という思いもあったのだろうが、2年もたずにまた解散。新グループは「エンドレス」と名付け、今度は長く続ける覚悟で結成した。

 それも長続きはせず、ソロに転向。音楽自体からもしばらく離れ、“主夫”として家庭に入り、子どもの教育問題にも積極的に意見を発信した時期もあった。

 花嫁はオリコンランキングで2週連続1位、計61万枚のレコードをセールスした。

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