人気ラーメン店VSユーチューバー場外戦　ラーメンライターが苦言「ラーメン業界に何の進歩もない話」

SUSURUのインスタグラム＠susuru_tvから

　ラーメンライターでミュージシャンの井手隊長（42）が10日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」（日曜正午）に生出演し、人気ラーメン店とユーチューバーとの“場外バトル”に苦言を呈した。

　家系ラーメンとして人気の「王道家」店主の清水裕正氏が、ラーメンユーチューバーSUSURUの動画手法を炎上商法的だとYouTube動画で批判したのが発端。これにSUSURUが自身のX（旧ツイッター）で「僕は他の人やラーメン店を炎上させる目的なんかでSNSやってません」などと反論した。

　清水氏は、SUSURUが一部動画で「俺の動画次第でこの店潰すことだってできるんだぞってことで」などと発言したことを問題視。SUSURUにとってはネタ動画のつもりだったが、清水氏にその言い分は通用しなかったようで、「昔はこんな奴じゃなかった　冗談でもこんな事は言わない」と自身の思いを投稿していた。その後、SUSURUは誤解を招いたことを謝罪した。

　ネタで過激なことを言ったSUSURUと、それを冗談ととらえきれなかった清水氏。このバトルについて、井手隊長は「困りますよね。家系ラーメンの王道家の社長と、ラーメンのトップユーチューバーのもめごとですから。その内容にまったく学びが何一つない。それが最低ですね」と困惑の表情を浮かべた。

　さらに「この2人がもめてましたって、この番組でもやっているけど、ラーメン業界に何の進歩もない話なので、知ってる同士の、ラーメン業界内でのケンカは、2人でやってくれよって思います。こういうので、“ラーメン（業界）、気持ち悪いよね”ってなっちゃったりする。こういう影響力がある人たちが、こういう感じでもめちゃうのは、本当に困るなというのが第一印象」とも話した。

　MCの千原ジュニアからは「SUSURUさんって方が、社長のラーメンをもう1回食べに行って“おいしいですね”ってやるしかないんじゃないですか？」と提案が上がった。しかし、井手隊長は「そうなると再生数が付いてきちゃいますよ？この騒動は良かったなということになっちゃう」と反論。「こういうのをメディア、扱わない！やらせておいたらいいです」と、メディア側にも“スルースキル”を求めていた。