安住紳一郎アナ 自民・巨額裏金問題に「政治資金は税金がかからない…なのでブラックボックス的なことに」

[ 2023年12月10日 14:44 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの安住紳一郎アナウンサー(50)が10日、パーソナリティーを務める同局ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー券問題に言及した。

  政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中には、最近5年間で9000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。

 東京地検特捜部は13日の国会閉会後、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑での捜査を本格化させる。歴代事務総長への任意の事情聴取を検討しており、清和会の会計責任者ら事務方からの報告内容などについて調べるとみられる。

 番組のニュースコーナーで、若林有子アナウンサーがこの問題を伝え、「巨額のお金が動くパーティーをめぐり、永田町が揺れています。この1週間、人事、捜査で大きなヤマ場を迎えることになりそうです」と語ると、安住アナは「政治にお金がかかるということで、そのこと自体に批判が集まってはいますけれども、企業からの個人の献金が禁止されているので、個人の政治家を応援するためには、パーティーをやった方がお金を集めるのが早いだろうということで長らくそのシステムが便利に使われてきていた」と説明。「なかなか庶民の感覚とズレが生じ始めているので、この制度自体を見直さなきゃみたいな話にもなっていますし、政治資金は税金がかからないですよね。それなのでどうしてもブラックボックス的なことになっていくということはあるかも知れませんね」と自身の見解を話した。

 そして、「たぶん企業がパーティー10枚、20枚買って“興味がある人、政治家たちが話をするから行ってごらん”って言って、それを社員に配るけど、私も、誰かがお金を払って“行かないから行ってみたら?”なんて、昔に結構パーティー券、どうぞどうぞってもらって来たけれど、うーん、そんなに行ってみたいとは思わないもんね」と話していた。

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