「らんまん」落第生・丈之助は坪内逍遥?ネット話題 夢はシェークスピア全集翻訳 名作“爆誕”?

[ 2023年6月14日 09:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」。堀井丈之助(山脇辰哉)(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は14日、第53話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第53話は、万太郎(神木隆之介)のことを忘れたい寿恵子(浜辺美波)だったが、贈られたバラの絵は破れない。ダンスの練習にバラの絵を持っていくと、目にしたダンス講師・クララ(アナンダ・ジェイコブズ)は心のままに生きるよう、寿恵子に伝える。その頃、万太郎の雑誌作りも佳境を迎える。講師の大窪(今野浩喜)ら植物学教室メンバーの論文も集まり、ついに万太郎は石版に自らの手で植物画を描く…という展開。

 深夜3時半、十徳長屋。万太郎と波多野(前原滉)藤丸(前原瑞樹)の作業をしているところに、東大の落第生・丈之助(山脇辰哉)の締切間近ながら駆けつけた。

 波多野と藤丸が万太郎の集中力、人生や将来について語る中、丈之助は「俺も万ちゃん見ていたら、思いついたことがあるよ。深夜の戯言だけどさ、シェークスピアって戯作者がいるのよ。そのシェークスピアさんは生涯に37作品も残しているのよ。その全作品、俺が翻訳したらどうかなーって。シェークスピアには、人間のありとあらゆるものが詰め込まれているからね。日本中みんなに見てもらいたいし。一生かけたらできるかなーって」と夢を明かした。

 SNS上には「シェークスピアを全部訳したら、坪内逍遥になるね」「波多野さん、藤丸さんも何者かになるのかな」「やっぱり丈之助さんは坪内逍遥なのかな。今宵、小説神髄が爆誕しちゃうのかな。『爆誕』という言葉の使用にびっくりしたけれど、小説神髄クラスなら誕生じゃなく爆誕だわ(笑)」などの声が続出。放送終了後(午前9時)には「坪内逍遥」がツイッターの国内トレンド17位に入るなど、反響を呼んだ。

 小説家・翻訳家の坪内逍遥はシェークスピア全集の翻訳でも知られる。1859年生まれ。1883年(明治16年)に東京大学文学部を卒業した。

 主人公のモデル・牧野富太郎は1862年生まれ。1884年(明治17年)に東大理学部・植物学教室への出入りを許され、研究を始めた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月14日のニュース