和田アキ子「引退はしません!」 右目ほぼ見えず足のケガで満身創痍も…55周年で最後のホールツアー挑む

[ 2023年5月25日 05:00 ]

両手で55とポーズを決める和田アキ子(撮影・白鳥 佳樹)
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 デビュー55周年イヤーを迎えた歌手の和田アキ子(73)が、自身最後の全国ホールツアーに挑む。このほど、都内で行った取材会で発表した。「ラストだと思うと泣きそうになりますが、歌手55周年の区切りをしっかりつけたい」と力を込めた。

 「満身創痍(そうい)なんですよ、私」。決断の理由を問われ、重々しく口を開いた。約2年前に右目に「網膜色素上皮裂孔」を患い、現在も視界の中央は暗く、ほぼ見えていない。さらに昨年8月、左の股関節を痛め「変形性股関節症」と診断された。痛み止めを飲みながら12月に公演したが、年明けに悪化して一時は車椅子に。さらに左脚をかばった結果、右膝に水がたまり、膝軟骨の損傷につながった。

 「今春にツアーを行う予定だったけど、やむなく中止した。でも“こんなことで55周年を終えていいのか”と奮い立たせて、ツアーを行うことに決めました」

 ケガをしたことでおなかに力が入れにくくなり、ボイストレーニングでも「今までの自分の声が出なくなった」。1000~5000人ほど入るホール会場で公演を重ねて歌うことに限界を感じた。

 だからこそ、やり遂げたいことがある。これまで節目の“周年ライブ”の最後に歌ってきた「今あなたにうたいたい」を、マイクなしで歌うことだ。「ライブはこれからも続けますし、引退はしません!でも、ホールツアーは最後。格好よく結びたい」。ツアーは10月18日のNHKホールを皮切りに、来年にかけて行う予定だ。

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