内藤剛志「1日署長好きです。仕事をしていく上でも武器、メリットになります」「憧れは警官」だった

[ 2023年5月25日 16:12 ]

大崎警察署の1日署長を務めた内藤剛志
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 俳優の内藤剛志(67)が25日、警視庁大崎警察署(東京都品川区)の1日署長を務めた。西五反田の城南信用金庫ロビーで高津智彦署長から委嘱(しょく)状を受け取った後、JR目黒駅前に移動。道行く人に「闇バイト」「痴漢」「自転車重傷事故」のトリプルストップ(防止)を訴えた。

 「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日)「警視庁強行犯係 樋口顕」(テレビ東京)など数多くのドラマで刑事役を演じてきた内藤。「大阪出身なので、大阪や、情報番組の司会を務めていた名古屋で1日署長を務めたことはありますが、その土地土地でやはり感じが違う。1日署長好きです。経験させて頂くことで今後、仕事をしていく上でも武器、メリットになります」と就任のあいさつも堂に入ったものだ。

 5月27日が68回目の誕生日。「昭和30年(1955年)の生まれですから、子供の頃は時代劇を見て育ちました。時代劇といえば勧善懲悪。“悪い人は絶対につかまる”と信じてましたから、子供の頃の夢、憧れは警官になることでした」と警察官への思いも口にした。


 JR山手線の駅が大崎、五反田、目黒と3つある品川区。電車内での犯罪も脅威だが、内藤は「すり、痴漢…弱き者が被害者になる。痴漢なんて卑劣で最低だと思いますよ。車内には防犯カメラが設置されています。ドラマの中でも犯人をカメラで追うことがよありますが、悪いことをすれば必ず捕まるんです」と強調した。

 「闇バイト」が絡んだと見られる凶悪な強盗事案が続いていることについては「先頃、銀座でも(高級時計店が狙われる)事件があった。白昼堂々の犯罪。ドラマや映画ではそういうこともありますが、犯罪に手を染めるハードルが低くなりすぎている気がする。人生、どれだけマイナスなことになるのか考えてほしい」と目先の金のために安易な行動に走る若者を憂えた。

 そして自転車事故防止。「ヘルメットをかぶっていることで助かることが本当に多い。子供を後ろ(の荷台)に乗せたお母さん。子供にはヘルメットをかぶせているが、自分はしていない。お母さんもかぶって欲しいし、命を守るためなら義務化した方がいいと思う」と持論を述べた。

 通行人との写真撮影にも気軽に応じた内藤署長。「地域を守るには警察官だけでなく、皆さん、市民の力が大切。自分も含めて全員で犯罪に立ち向かう。そんな思いを新たにしたし、今後の仕事にも生かしていきたい」と感想。「捜査一課長」の決めぜりふ「必ずホシをあげる!」も披露して安全な社会実現を呼び掛けた。

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