TKO木下　仲良しだったはずなのになぜ…“ペットボトル事件”の被害者芸人と振り返った溝と真相

TKOの木下隆行
Photo By スポニチ

　お笑いコンビ「TKO」の木下隆行（51）が25日に自身のYouTubeチャンネルを更新。“ペットボトル事件”の被害者である、お笑い芸人・オジンオズボーン篠宮暁(39)と“事件”後初共演を果たした。

　ペットボトル事件とは、TKO木下が松竹を退所するきっかけとなった騒動。19年、事務所の先輩の結婚祝いパーティーが開かれ、木下が幹事を担当。食事代8万円を出席者から集めたが、代金は先輩芸人が支払ったため、浮いた8万円で先輩へのお祝いを買おうとしていた。そんな中、後輩芸人「オジンオズボーン」篠宮暁がお笑いライブ内で「あの8万円、くすねたんじゃないですか？ちょろまかしたんじゃないですか？返して下さいよ」と発言。いじられて激高した木下は、ライブ終了後、楽屋にあったペットボトルを怒りにまかせて篠宮に投げつけた。これが「パワハラだ」と批判を浴び、事務所を退所した。

　この事件の前までは普通に仲の良い関係だった。木下が離婚した際も、安田大サーカスの団長も含めて3人で神戸の夜景を見に行くなど一緒に楽しい時間を過ごすこともあった。そんな関係性でもあったため、木下は篠宮に怒ったこともなく、逆に「アホやなあ」と笑ってくれることの方が多かったと回顧。

　木下は「“お前が言うな！”って言われると思いますけど、兄弟ゲンカみたいな感じだった」と“ペットボトル事件”を振り返った。

　そして“ペットボトル事件”が起こる前から関係性が薄れていたと告白。とある時から木下が俳優やアーティストと遊ぶ機会が増えてきて、篠宮を含む一緒に遊んでいた芸人たちは面白くないと感じていたという。徐々に遊んでいた芸人たちと木下との間に溝ができていった。

　篠宮は当時の関係を「お父ちゃんとお母ちゃんが居て、お父ちゃんは愛人をつくりました。愛人と会ってから帰ってきて、子供と遊んでもらうのはいいんですけど、ちょっと愛人のところ行き過ぎちゃいます？みたいな感じでした」と例え話で木下に当時の思いを伝えた

　木下も事件当時の心情を回顧して「うまくいってないことが怖くなっていて、ドラマとか出てる自分を壊したくない小さな自分もいた。仕事もなくしたくないから“安パイなとこでやっていこう”と思っていたところをライブで篠宮につつかれたって感じ」と正直な思いを打ち明けた。

　それを聞いて篠宮は「ナイーブなところを突いて、嫌な後輩っすね」と笑いながらツッコミ。木下は「篠宮の寂しさとかのプロセスを聞くとメッセージだったのかな？と思うよね」と返した。