宝塚音楽学校入学式、15.3倍突破の40人が出席 総代・小熊萌子さん「明るく元気なタカラジェンヌに」

[ 2023年4月15日 11:48 ]

宝塚音楽学校第111期生の総代を務めた小熊萌子さん
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 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校の第111期生入学式が15日、兵庫県宝塚市の同校で行われ15.3倍の難関を突破した40人が夢への第一歩を踏み出した。

 出席者人数を絞るなど、今年もコロナ禍での感染防止策を取りながらの式典。ただ、昨年までは国歌や校歌斉唱も事前に録音していたテープを流すだけだったが、この日はマスクを着用し歌唱。在校生が新入生の胸へ、校章バッジを着ける恒例セレモニーが4年ぶりに行われるなど徐々に規制を緩和しての入学式となった。

 新入生総代の小熊萌子(おぐま・もえこ)さんは憧れのグレーの制服に身を包み「憧れのこの場所で入学式を迎えることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませ「舞台のどんな所にいても、お客さまの目に飛び込んでいくような明るく元気なタカラジェンヌになりたい」と話した。

 娘役志望の西巻いぶ季(にしまき・いぶき)さんは「これから歩み出す芸の道にワクワクするとともに、ここで出会った同期生と切磋琢磨(せっさたくま)し合い、精進して参ります」と宣言。宝塚からほど近い川西市出身の觜本ゆかる(はしもと・ゆかる)さんは「舞台人としても一人の女性としても成長できるように頑張ります」。平尾百合音(ひらお・ゆりね)さんは「凛として存在感があり、お客さまを笑顔にすることのできるすてきな舞台人を目指します」と話した。

 この日入学した40人はこれから2年間、バレエや声楽など舞台の基礎を学ぶ。

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