アマ強豪・小山怜央さん　白星スタート「内容が大事と思っていた」棋士編入試験5番勝負

棋士編入試験5番勝負の第1局に勝利した小山怜央さん
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　将棋のアマ強豪・小山怜央さん（29、写真）が28日、大阪・関西将棋会館で棋士編入試験5番勝負の第1局に臨み、試験官の徳田拳士四段（24）に166手で勝利した。

　振り駒の結果、先手は徳田で戦型は角換わりになった。小山さんが攻め、徳田が受ける展開が長く続き142手目、竜を捨てて徳田馬の利きをそらす決め手から抜け出した。「1局目は勝敗にかかわらず内容が大事と思っていた。力戦にできていいスタートが切れた」と手応えを見せた。

　徳田は対局前の今年度勝率が・871（27勝4敗）。全棋士中トップはもちろん、中原誠16世名人（75）が67年に残した歴代最高・855（47勝8敗）の更新まで狙う大型新人から大きな1勝をつかんだ。岡部怜央四段（23）との第2局は12月12日、東京・将棋会館で指される。