金子恵美氏 防衛費が増額されて子ども予算の議論が棚上げ状態に苦言「教育は国の財産ですから…」

[ 2022年11月29日 21:48 ]

 元衆院議員の金子恵美氏(44)が29日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後8・30)に生出演。防衛費が増額されて子ども予算の議論が棚上げになったことについて言及した。

 政府は29日、防衛費増額の財源捻出に向け調整を本格的に始めた。2023年度の一時的な財源確保策として、新型コロナウイルス対策で厚生労働省所管の独立行政法人に積み上がった剰余金や外国為替介入に備えて管理している特別会計の剰余金の活用を検討。防衛関連予算を27年度に国内総生産(GDP)比2%とするための安定財源として、年末に向け増税策も議論する。赤字国債の一種である「つなぎ国債」を発行し、増税実施までの財源不足を穴埋めすることを視野に入れる。

 岸田文雄首相は24日、政府の「全世代型社会保障構築本部」に出席し、子育て支援の新給付案などを巡り「必要な子ども政策を体系的に取りまとめ、来年度の骨太方針に子ども予算倍増を目指す道筋を示す」と述べていたが先送りされて棚上げ状態となった。

 金子氏は防衛費が増額を理解しつつも「子ども予算に関しては、“日本は先行投資を辞めるんですか?”って気持ちになってしまう。松野さんも官房長官ですけど元々は文科大臣だった方ですから“危機的状況を認識してる”など官僚が書いたペーパーじゃなくてもう少し心があることを言ってほしかったなと思います」と苦言を呈した。

 財源に問題についても「“国民全体で負担を”って言ってますよね。それはつまり増税ですよね。増税ありきになってますけどもう少し予算の見直しの部分などの議論が見えてこないと国民の皆さんも増税したら景気も悪化しますからそれは納得されないと思います。なのでまずはそこの議論をすべきです」と増税ではなく予算の見直しの議論をしてほしいと話した。

 そして子ども予算についても「教育は国の財産ですよね。よりダイレクトに渡す国債となる“教育国債”みたいなものを考えるなど、もう少し投資も含めて教育・子ども予算に対しての議論をしてほしいと思います」と熱弁した。

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2022年11月29日のニュース