W杯コスタリカ戦 好視聴率平均42・9%も 終盤異例のダウン 痛恨失点…視聴者の落胆が数字に 

[ 2022年11月29日 05:02 ]

サッカーW杯「日本―コスタリカ戦」後半の視聴率の推移
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 27日にテレビ朝日で放送されたサッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本―コスタリカ戦の平均世帯視聴率が、42・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日、明らかになった。瞬間最高は試合終了のホイッスルが鳴った午後8時53分で、53・8%だった。

 歓喜に沸いたドイツ戦の次戦とあり、列島が勝負の行方を見守った。中継時間は日曜日のゴールデン帯(午後7~10時)で、今年放送された番組では一番高い視聴率となった。ただ結果は0―1。視聴率の推移を読み解くと国民の期待と落胆が見て取れる。午後7時のキックオフ時には38・0%で、前半終了時には46・4%と8・4ポイント上昇。後半は45・8%から始まり、視聴率は上昇。最終的に53・8%まで到達した。

 前回のドイツ戦では前半のうちに先制され“諦めムード”が漂った。後半開始時が35・0%で30分後に堂安律が同点弾を決めるまで35%台を推移するなど伸び悩んだ。それと比較すると、国民が勝利を信じるコスタリカ戦は後半スタート時から急激に視聴率が上昇した。

 そんな中での敗戦。落胆の様子は数値にも表れた。失点を許した午後8時38分に直前までは52・7%だった視聴率が51・3%にダウン。試合終了に向けて視聴率が上昇し続ける時間帯としては極めて異例の推移。その後もダウンが続き上昇傾向に切り替わったのは、三笘薫がドリブルでチャンスメークした瞬間の午後8時45分だった。

 試合展開を巡る一喜一憂が数値にも反映された形。日本の1次リーグ突破が懸かるスペイン戦はフジテレビが2日の午前4時から中継。平日の未明という放送界にとって“ビハインド”な状況だが、展開次第では高視聴率を記録する可能性もある。森保ジャパンの活躍に注目が集まる。

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