104年ぶり偉業の次は…大谷 カードもルースの域期待 現在5740万円 2.7億円の高みへ

[ 2022年8月11日 05:30 ]

eBay内で最高値で出品されている大谷翔平のトレーディングカード(eBay.com提供)
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 大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)がベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成したことで、トレーディングカードの市場価値も過熱しそうだ。

 世界約190カ国で展開する米電子商取引大手「eBay(イーベイ)」には大谷のカードが多数出品されているが、現在最も高価なのは、メジャーデビューした2018年製の希少な1枚で42万5000ドル(約5740万円)。これまでに取引が成立した大谷のカードで最高は10万ドル(約1350万円)だ。

 元祖二刀流ルースの人気も絶大。イーベイに現在出品されている中で最高は199万5000ドル(約2億7000万円)と破格。1933年製で状態のいいカードは昨年、40万ドル(約5400万円)で取引された。

 イーベイ・ジャパンの市田良介カテゴリーマネジャーによると、大谷のカードは、オールスターに史上初めて二刀流として出場した昨年7月や、MVPを受賞した同11月などで売り上げが伸長。「注目度とカード価値は密接に関係しているため、今回の記録達成でさらに伸びると予測している」とした。

 特に価値があるとされるのはルーキーカードで、大谷の場合も「特に18年の(トレカブランド)ボウマン・ベースボールのカードは注目されています」と市田氏。製造枚数、現存枚数がともに少なく保存状態が良好で、鑑定や格付けされているカードは高値になる傾向がある。大谷はカードでもルースの高みへ上り詰めていくか。目が離せない。

 ≪昨季打席登場曲使用「ALI」ボーカルLEO祝福≫多国籍ファンクバンド「ALI」のボーカル、LEO(35)は自身のツイッターで「おめでとうございます」と「祝」の絵文字を4つ続けて大谷の快挙を祝福した。昨季、大谷の打席登場曲に「LOST IN PARADISE feat.AKLO」が使われ、本紙の取材に「本当にうれしかった。こんな未来を想像していなかった」と感謝の思いを語っていた。

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