「ちむどんどん」作者・羽原大介氏 ヒロインたちの自立 「今の時代につながる話に」
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【牧 元一の孤人焦点】NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の作者・羽原大介氏(57)が、これまでドラマで描いて来た恋愛や自立などについて語った。
──暢子と和彦の恋愛をどのように描いて来ましたか?
「暢子と和彦はどちらも恋愛に鈍感で、積極的ではない。ただ2人を置いておいても絡み合わず、周りの人たちが能動的に動くことで化学反応が起きる。智、歌子、愛、さらには良子、博夫夫婦の動きを全て2人に反映させる。そのように複合的に考えて話を進めました」
──暢子、和彦、愛、智、歌子の五角関係をどのように描きましたか?
「一つ一つのシーンを書く時、登場人物それぞれに感情移入し、それぞれにウソがないようにしました。女性の深い心情が込められたシーンを書く時には、脚本の打ち合わせに女性スタッフに入ってもらい、展開やセリフ、表情などに違和感がないか、細かく検証しました」
──暢子、智、和彦、愛が4人で海に行くエピソードの前に和彦が暢子に「2人きりでもいいけど」と告げるシーンが異質でした。
「和彦らしくない言葉がつい口から出てしまったシーンです。私が脚本として書いている時点では成立していたけれど、それを役者さんが実際に演じるとなると非常に難度が高かったと思います。宮沢氷魚さんは自然体で、口からぽろっと出てしまったという雰囲気で見事に演じてくれたので、私が書いた以上のものが伝わったのではないでしょうか。暢子の鈍感さも和彦の優柔不断さも一歩間違えると嫌な感じになってしまいますが、黒島結菜さんも宮沢さんも本当に自然に演じてくれて大変助けられました」
──飯豊まりえさんが演じた愛に好印象を抱きました。
「飯豊さんには私が脚本を担当したドラマ『サイン─法医学者 柚木貴士の事件─』(2019年)にも出演して頂きました。あの役は明るく弾けた女の子でしたが、今回の撮影で約3年ぶりにお会いした時に『正反対の役だけど、どちらが演じやすい?』と聞いたら『サインです』と言っていました。サインでのキャピキャピの感じを知っているからこそ、今回、若いのに精神的に大人の女性を見事に演じられているのを見て、改めて、とても上手な俳優さんなんだと感じました。愛に感情移入して頂けたとするならば、それは飯豊さんが真摯に役に向き合ってくれたおかげです」
──鈴木保奈美さんのキャスティングは驚きました。
「われわれは“カンチ”(1991年のドラマ「東京ラブストーリー」で鈴木保奈美が演じた赤名リカのセリフ)の時代を知っているので、私もうれしかったです。その前から脚本は書き始めていたのですが、保奈美さんに決まってから、重子がオルゴールを集めるのが趣味だったり、暢子の話を勘違いしてしまったりするチャーミングな部分を書き加えました」
──暢子と和彦の結婚を経て、今後は暢子の自立が描かれることになります。
「以前に朝ドラで脚本を担当した『マッサン』(2014年)は外国人ヒロインだったので、そもそも自立した考えの女性が日本の価値観や習慣の違いに悩む話が中心でした。今回は朝ドラの王道として、ヒロインが少女から大人へと成長していく中で自立していく話にしたかったし、今の時代につながる話にしたいと考えました。暢子が上京して独立することや、良子が働きながら育児をすることは昭和の時代にはまだ少なかったかもしれませんが、ぜひ書いてみたいと思っていました」
──良子役の川口春奈さんの芝居が印象的です。
「川口さんは難しい役どころを繊細に演じてくれています。夫に愛想を尽かす芝居より、夫への愛情が薄れていない芝居の方がハードルが高いと思います。素晴らしい俳優さんです」
──今後の見どころは?
「最後の最後まで波乱、事件が待ち受けています。暢子たちは常に挑戦し、もがき続けるので、温かく見守って下さい」
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。
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