サッカー元日本代表・久保竜彦氏 プロテニス選手目指す愛娘に“らしい”忠告「楽しいことやっていかんと」

[ 2022年8月11日 20:05 ]

22年6月19日、FC大阪─鈴鹿の試合前のエキシビションマッチに出場した久保竜彦氏(右) 
Photo By スポニチ

 サッカー元日本代表FWの久保竜彦氏(46)が、11日放送のBSテレ東「親の顔が見たい!スゴいアノ人の親はぶっ飛んでた」(後6・54)に出演し、愛娘への“らしい”教育方針を明かした。

 日本人離れした高い身体能力から、J1広島、横浜などで活躍。日本代表では32試合で11得点を挙げた。口数が少なく、感想も「よかったです」など一言で終わるなど、インタビュー泣かせの一面もあったが、時に独特の感性が生み出す突拍子もない発言で話題となった。

 サッカー選手として一流に上り詰めた久保氏は、「小さいころはサッカーで一番になりたくて、おもしろかったけんね。そこからずっと続けられて」と振り返った。しかし、次第にケガで思うような活躍ができなくなったという。「33歳くらいかな?点を決められそうにねえなと思って、そこから次のことを探し始めて。“気持ちいいところ”をね」。15年で現役を引退、18年には山口県光市室積に家族と移り住んだ。美しい自然に囲まれた環境に惚れ込んだという。野性のきゅう覚を武器に活躍した、現役当時の感性は健在のようだった。

 現在は週2回、コーヒーショップの手伝いをして過ごしている。店名は自らの現役時代の異名が付いた「カフェ・ドラゴン」。常連のお年寄りを相手に、意外にも?笑顔で接客する愛されキャラとなっていた。海釣りも大好きで、大物を釣った時には「ドキドキするね。サッカーで点決めた時よりドキドキするかもね。キター!みたいな」と、うれしそうに話した。

 そんな久保氏は、妻との間に2女をもうけた。次女・杏夏は3歳からテニスを始め、9歳から海外へ遠征。12歳で日本一になるなど、将来を嘱望されるテニス選手になった。

 そんな杏夏に、久保氏は自身の経験や感性がにじみ出るような教えを伝えていた。「強くなるには1個1個、苦しいことをやっていかんと。根本的に好きなこと、気持ちいいこと、楽しいことをやっていかんと、高みには登っていけんから。好きなことをやらせて見つけて、というのは(言っていた)」。そんな教えを元に育った杏夏は18歳になり、プロ転向を決意。「目指すからは世界一になりたい」と、意気込みを語った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月11日のニュース