「麒麟がくる」加藤清史郎が初登場!誠仁親王は「信長好きの蹴鞠王子」サッカー経験も「新鮮な気持ちで」

[ 2020年12月27日 10:00 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」第38話。正親町帝の子・誠仁親王を演じる加藤清史郎(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)で正親町帝(坂東玉三郎)の子・誠仁(さねひと)親王を演じる俳優の加藤清史郎(19)が27日に放送される第38話で初登場する。

 俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 第38話は「丹波攻略命令」。坂本城にいる三淵(谷原章介)に、ついに信長(染谷将太)より切腹の沙汰が言い渡される。戦は依然として続き、光秀(長谷川)は三好の一党や一向一揆の連合軍との戦で戦果を挙げる。そんな折、美濃から斎藤利三(須賀貴匡)が主君・稲葉一鉄(村田雄浩)の下を逃れ、家臣にしてほしいと光秀の元へやってくる。利三の扱いをめぐって信長に呼び出される光秀は、家臣一人の命も大事にしない主君は国を収められないと説く。すると利三の命の代わりに、依然として敵対勢力が多い丹波を平定するよう命令される…という展開。

 加藤演じる誠仁親王は正親町帝の子にして、帝の後継者。正親町帝と距離が生まれた信長が接近する皇太子。直江兼続の幼少期を演じた09年「天地人」以来11年ぶりの大河ドラマ出演に「今回『麒麟がくる』の出演が決まった時は、本当にうれしかったです!撮影では以前お世話になったスタッフの方々もいらっしゃったので、とても懐かしい気持ちになりました」と喜び。

 役作りについてが「これまで『天地人』や『風林火山』(07年)にも出演させていただきましたが、今回は天皇の嫡男の役ですし、そのほかのキャラクターに比べて情報が少ないので、どのように役作りをしていくのか、いろいろ考えました。誠仁親王は『信長のことが大好き』『蹴鞠が大好き』ということ、さらに誠仁の聡明さも出していかなければいけないと考えて演じました」と明かした。

 サッカー経験もあるが「蹴鞠も練習しました。サッカーはやっていましたが、蹴鞠はいろいろルールが細かく決まっていますので、またサッカーとは全然違う、新鮮な気持ちで臨みました。楽しみながらできたので、うれしかったです」と振り返った。

 「これからの『麒麟がくる』は、誰もが知っている歴史へと進んでいきます。何となく歴史を知っている方も、歴史の裏側ではこういうことが起きているんだということも分かると思いますし、光秀の生きざまをすごく感じることができると思います。素敵な作品ですので、僕と同世代の方にも是非ご覧いただきたいと思います。誠仁親王は『信長好きの蹴鞠王子』です。信長と蹴鞠への愛にあふれている誠仁を、どうぞお楽しみに」と呼び掛けた。

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2020年12月27日のニュース