山崎まさよし 14年ぶり主演映画公開に「感無量」「不祥事だけは避けたいなと…」

[ 2019年11月16日 14:11 ]

映画「影踏み」公開記念舞台あいさつに登壇し、ダルマに目を入れる山崎まさよし(左は北村匠海、右は尾野真千子)
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 シンガー・ソングライターの山崎まさよし(47)が14年ぶりに主演する映画「影踏み」(監督篠原哲雄)の公開記念舞台あいさつが16日、都内の映画館で行われ、山崎のほか、共演の尾野真千子(38)、北村匠海(22)らが登壇した。

 「64―ロクヨン―」などで知られる作家横山秀夫氏(62)の同名小説の映画化。寝静まった住宅に忍び込んで窃盗を働く「ノビ師」が主人公のミステリー。山崎は自身初の主演映画「月とキャベツ」(96年)以来、23年ぶりに篠原監督とタッグを組んだ。

 ようやく公開までこぎつけ、山崎は「ひとしおというか、感無量」と万感。撮影から全国公開まで1年半かかったため、「不祥事だけは避けたいなと。どうなるかわからないから。何か僕も警察のご厄介なるとかそんなふうになったらあかんから、長きにわたり、ビビってました。本当に何事もなく、キャストの方も何も問題なく、うれしく思っています」と茶目っ気たっぷりにあいさつし、笑わせた。

 尾野もようやくの公開に「うれしいねぇ」としみじみ。北村も「撮影当時から2歳、年を重ねている。あの時を思い出しながらプロモーションしている。やっとかといううれしさと寂しさもある」と語った。

 3人は初共演。山崎は初顔合わせだったという本読み時を振り返り、「どういう若者が来るのかと思ったら、台本をコンビニの袋に入れて、半ズボンはいてやってきた。形式にこだわらない、破天荒な一面を見せてくる子なのかなって思っていた。撮影でも移動も一人で、事務所の方針に捉われない人なんだなという印象を持ちました」と北村の意外な“素顔”を暴露。これには北村も「本読みの時の服装は間違えました。雪駄でトレーナーに“天才”って書いてる。コンビニ袋ですね、最悪ですね。今、そんな服装しないんです。20歳のあの時はすごい反骨精神みたいなものが(あったのかも)」と苦笑。「申し訳ないことをした」と平謝りだった。

 映画が群馬県で撮影したことにちなみ、群馬名物の“高崎ダルマ”ならぬ、山崎の顔に似せた“山崎ダルマ”が登場し、山崎は映画のヒットを祈念して左目を入れる場面も。自身に似せたダルマに、山崎は「鼻でかいな!」「1杯2杯飲んでる!」と何度もツッコミを入れ、笑わせた。 

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