大空真弓 乳がん発覚ですぐ全摘出決断した訳「どうやったら早く退院できるか。時間がないんですよ」

[ 2019年9月25日 15:51 ]

女優の大空真弓
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 女優の大空真弓(79)が26日、NHK「ごごナマ」(月~金曜後1・00)に生出演。乳がんから早期に仕事復帰した過去について語った。

 大空は98年に乳がんが発覚。現在までに9回のがんを克服して女優として活躍を続け、女優歴61年目を迎えている。初めて乳がんが発見された時には、舞台の再々演が控えていた。初演とは違い、自身が入院して降板すると稽古を最初からやり直さなければならず、共演者や演出家などすべての人に迷惑をかけることになると考えたという。

 “人に迷惑をかけない”ことを意識してきた大空は、「どうやったら一番早く退院できますか」と医師に尋ねたところ「全摘出したら一番早いし、後から通院しなくていい」と聞かされ、すぐに「全摘出してください」とお願いし、10日ほどで退院したと話した。実際には全摘出をするまでの病状ではなかったというが、「全摘出しなかったら(病院に)通わなきゃいけない。時間がないんですよ」と、即断した理由を語った。

 また、共演者が病気を気遣って遠慮し演技に影響が出ることを懸念して、プロデューサーと演出家以外には病気を明かさなかったという。「絶対内緒って言ったら本当に守ってくれて、誰も知らないままずーっときて、私、いつ乳がんになりましたって言ったらいいのかわからなくなっちゃった」と、周囲の人の口が堅かったことを話した。結局初めてがんを公表したのは、2003年の「徹子の部屋」出演時だったという。

 9回のがんを経験した大空は「(がんは)早期発見だったらもう100パーセント大丈夫だから、すぐ検査」と、おかしいと思ったらすぐに検査を受けることを勧めた。自身は3カ月から半年に一度は検査を受けているとも話していた。

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