柚木礼音 世界初演ミュージカルに自信 宝塚と女優「すべてをひっくるめないと、できなかった役」

[ 2019年9月25日 15:19 ]

世界初演×日米共作ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」初日を迎え、会見を行った出演者。(前列左から)清水くるみ、実咲凛音、柚希礼音、ソニン、石田ニコル(撮影・信永 真知子)
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 世界初演の日米合作ミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」(板垣恭一脚本・演出)が25日、初日を迎えた。主演する元宝塚歌劇団トップスターの柚希礼音(40)らが、初演前の会見で舞台にかける意気込みを語った。

 
 舞台は19世紀半ばの米国の街、ローウェル。産業革命の流れにのり誕生した紡績工場で、過酷な長時間労働を強いられる女性たちが、自由や権利を求めて立ち上っていく。

 工場のリーダー的存在、サラを演じる柚希は「キャストとスタッフ一丸となって作った。自信作です!」と断言。さらに舞台の柱である女性を取り巻く環境について「今も変わっていないことがいっぱい。共感できるところがたくさんあると思う」とし、「観終わった方が、女性で生きていることに誇りを持ち『明日からも頑張ろう』と思っていただけるような舞台にしたい」とメッセージを送った。

 共演するソニンも自身の役柄について「19世紀にライターとして、言葉の力を信じて闘った女性」と言及。「今はいろんな方が、いろんなツールで発言できる時代。だからこそ言葉の大切さをお客様に伝えたい」と力を込めた。

 会見の最後、共演者に配慮しながら「自分のことを言っていい?」と語り始めた柚希。「芸歴20周年。締めくくりで素晴らしい作品に出会えた。宝塚で学んだこと、女優になってから学んだこと。すべてひっくるめないと絶対できなかった役に出会えた」と打ち明け「千秋楽まで頑張ります!」と強い意欲を見せた。

 東京公演は、TBS赤坂ACTシアターで10月9日まで。大阪公演は、梅田芸術劇場メインホールで10月25~27日まで。

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2019年9月25日のニュース