小栗旬 二階堂ふみからの役者魂称賛も「勉強不足な自分が無茶した結果」

[ 2019年9月14日 12:58 ]

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)二階堂ふみ、小栗旬、沢尻エリカ
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 俳優の小栗旬(36)が主演する映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(監督蜷川実花)の公開記念舞台あいさつが14日、都内の映画館で行われ、小栗のほか、共演の沢尻エリカ(33)、二階堂ふみ(24)、俳優の千葉雄大(30)らが登壇した。

 同作は天才作家・太宰治の愛の遍歴を史実に基づいて描く物語。今だから言える撮影の裏話をする中で、小栗が役作りで取り組んだ減量の話に。二階堂は太宰の最後の女・富栄を演じており、その姿を近くで見届けた。「小栗さんがガリガリに痩せていかれて、最後のシーンはものすごいこけてらっしゃったんですけど、なんかスタッフの方がバタバタし始めて、どうも痩せすぎていて足が動かないみたいで…。塩水を作って足をつけていたのを見た時に、小栗さんの役者魂を感じた」と感服した。

 それでも、小栗は「あれはでも、僕の最後の最後に減量ミスですね。塩分がなくなっちゃって、脱水症状になっちゃった」とキッパリ。二階堂が「カリッカリになっていて、触った感じも全然違くて…後から聞いたら私は『ふん!』って(動かす)やるたびに、小栗さんのいろんな筋肉がつりそうになっていたと聞いて…申し訳ないことをしたなって」と苦笑いを浮かべると、小栗は「減量は15、6キロ。そのシーンは60キロだった」とし、「もう少しちゃんと計算してそこにたどり着いていれば良かったんですけど、最後の最後でガツンと落としてしまって…。ちょっと無理な減量してみたら、やっぱり体に来ちゃった。あれは勉強不足な自分が無茶した結果だったな。本当に全部つっちゃうからすみませんってなって…」と明かした。

 そんな小栗の姿に、蜷川実花監督(46)も「日に日に細くなっていくし、どこまで持つんだろうって思った」と本音をもらしつつ、「ギリギリのところでみんなやってたので、それが画に映ってる」と自信を見せた。 

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