元HKTセンター兒玉遥、体当たり演技で1年9カ月ぶり再出発 舞台で記者役…キスシーンにも挑戦

[ 2019年9月14日 05:30 ]

公開ゲネプロで記者役を演じる兒玉遥(撮影・木村 揚輔)
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 今年6月にHKT48を卒業した兒玉遥(22)が13日、東京・新国立劇場で初日を迎えた舞台「私に会いに来て」に出演し、体調不良で2017年12月に休養して以来、約1年9カ月ぶりに芸能活動を再開した。

 アイドル時代はグループ内の小演劇程度の経験しかなく、本格的な演技はこの日が初めて。開演前に「自信はあります!できます!!…って自己暗示してます」と不安ものぞかせたが、舞台上ではスーツ姿で女性記者役を熱演。キスシーンにも挑むなど、再出発に体当たりの覚悟を見せた。

 兒玉は11年にHKTに加入。直後からセンターを任され、16年のAKB48選抜総選挙では自己最高の9位に入るなど台頭したが、17年2月に体調不良で活動を休止。一時復帰したものの、同12月から表舞台を去っていた。

 今月3日に放送されたテレビ番組では「消化できない気持ちが増え調子を崩してしまった。昔の自分を思い出すとつらくて、目を背けていた」と、胸の内を吐露していた。それだけに「再起への熱意は並々ならぬものがある」と事務所関係者は話す。今作の稽古が始まる8月上旬、都内で一人暮らしを開始。自炊をしながら演劇に専念した。稽古では感情表現や細かな身ぶり手ぶりがうまくいかず、演出家に厳しい言葉を掛けられたことも。だがこの日は「練習を信じて臨むだけ」と晴れやかな笑顔。「HKTのメンバーも見に来てくれると連絡をくれました」と、表情は吹っ切れていた。

 芸能人生の第2章を踏み出し、今後は女優一本で活動していく。兒玉は「ファンの皆さんに支えてもらって今の自分がある。恩返しができるよう頑張りたい」と力強く話した。

 ≪韓国男性グループ「SUPERNOVA」グァンスも“初陣”≫○…韓国男性グループ「SUPERNOVA」のメンバーで、日本の芸能事務所とソロ契約を結んだグァンス(32)も、この舞台が“初仕事”となった。今作は03年の韓国映画が原形で「高校生の時に初めて見て、忘れられない作品。この作品で日本でのソロキャリアをスタートできるのは光栄」と感激。「今後もいろんな作品に出て、日本で役者としてやっていきたい」と話した。

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