SKE48の6期生 単独コンサート 北川綾巴が卒業するタイミングで

[ 2019年9月12日 00:49 ]

 13年にデビューしたSKE48の6期生が11日、名古屋市のZepp NAGOYAで単独コンサートを開催した。

 青木詩織(23)井田玲音名(20)鎌田菜月(23)北川綾巴(20)北野瑠華(20)熊崎晴香(22)竹内彩姫(19)日高優月(21)の8人は、17年のAKB48グループ・ユニットじゃんけん大会の際に製作された、右袖に名前が入った赤のセーラー服風衣装で登場。コンサートのテーマ「今までとこれから」に沿って、デビュー当初の研究生公演で歌っていた「会いたかった」、「恋を語る詩人になれなくて」を連続で披露した。

 6期単独でのステージは、昨年8月以来。北川が今月いっぱいで卒業するタイミングで、先輩にも後輩にも頼らない、同期だけのライブが再現された。アイスが大好きな北川は「アイスを10本食べちゃうくらい熱くなっていきましょう!」と上ずった声で呼びかけ、メンバーから「大丈夫か?」と心配されるほど。熊崎は「積み重ねてきたこの愛、信頼感を、確信に変えられる素晴らしいライブをやっていきたい」と宣言した。

 MCでは6期生の歴史を、秘蔵写真とともに振り返った。個性の強さからデビュー当初はバラバラだった世代は、17年のじゃんけん大会で「栄6期生」として出場したのを機に結束。日高は「この日から、(Zepp NAGOYAでライブをするという)この夢はつながったんです」と真剣な表情で話した。結果はベスト8止まりだったが、日高は「優勝して良かったなぁ」と勝手に記憶を書き換え、鎌田から「思い出って美化されるんですね」と突っ込まれていた。

 ユニットコーナーでは、各メンバーが希望楽曲を披露した。北川が青木と「ハートの独占権」を、北野は「抱きしめられたら」を熊崎、竹内と歌った。IZ*ONE宮脇咲良のソロ曲「夢でKiss me」を選んだ日高は「顔がむくんだ〝さくらたん〟って言われてて…。皆さん的に〝さくらたん〟でした?」と問いかけ、客席のファンを困らせていた。

 デビュー当初、20人いた6期生は、6年たって8人と半数以下になった。東李苑(卒業)がデビュー2週間で正規メンバーに昇格、北川も48グループの次世代ユニット「てんとうむChu!」に抜てきされるなど、エリートコースを歩んだメンバーもいれば、青木や井田のように昇格まで2年を要したメンバーもいるデコボコ世代。それでも、現在は選抜に4人を送り込むSKE48の主力世代として中核をなしている。日高は「ダメダメだったうちらも、地道にやっていたら、こんな大きなステージに立てる。それが後輩にも伝わって、その子たちも『ここでライブをしたい』と思ってくれたらいいな。みんなの希望でありたい」と語り、ファンから大きな声援を浴びていた。

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2019年9月11日のニュース