本田博太郎 京マチ子さん追悼「内面から出る美しさが桁外れの人」

[ 2019年5月16日 05:30 ]

俳優の本田博太郎
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 12日に心不全のため95歳で死去した女優の京マチ子(きょう・まちこ、本名矢野元子=やの・もとこ)さんと1981~82年に人気時代劇「必殺仕舞人」「新・必殺仕舞人」で共演した俳優・本田博太郎(68)が15日、スポニチ本紙取材に応じ「桁外れの人だった」と存在の大きさを語った。

 「必殺仕舞人」では、京さんが裏で悪人を退治する手踊り一座の座長・京山役で、本田はその一座に転がり込み仲間になる直次郎役。長かんざしを悪人の急所に突き刺し、女性の恨みを晴らす京さんに当時の視聴者は留飲を下げた。その美しい姿とクールな目元は、必殺ファンに強い印象を残している。

 本田にとっては、まさに、設定さながらの偉大な“親分”。「自分も小さい頃、母を亡くしていますので、母と言っては失礼かもしれませんが、優しいだけでなく厳しい愛情もあり“この母の前で半端はできない”と思わせる存在だった」と話した。訃報をニュースで知り、テレビ画面に向かい“ありがとうございました”と手を合わせたという。

 数々の映画賞を受賞し、国際的な大女優だった京さんだが「現場では我を通すことは決してなく、皆の気持ちを察して我慢し耐え抜く忍耐力を感じさせた。スタッフでも誰でも人として向き合い、大事にした」という。その姿に「スタッフや共演者も京さんのために、という思いになった」と振り返った。

 その上で「精神の強じんさ、懐の深さ、内面から出る美しさが桁外れの人。共演した若い頃は分からなかったが、今は一緒に仕事ができて京さんの精神を画面で共有できたことがありがたいことだったと再認識している」と悼んだ。

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