GACKT マリスミゼル脱退理由を初告白「自分は続けるつもりだった。だけど…」

[ 2019年5月16日 22:15 ]

GACKT
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 16日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上SP」(後7・57)で、今年ソロデビュー20周年目を迎えるGACKT(45)の生活を坂上忍(51)が直撃する第2弾を放送。ヴィジュアル系バンドMALICE MIZER(マリスミゼル)を脱退した理由について今まで明かしてこなかったが、重い口を開いた。「テレビなのでどこまで言っていいのかわからないんですけど…」と前置きした上で、ある親友の存在を初めて告白した。

 GACKTは、ヒット曲を数多く生み出したマリス・ミゼルを1998年に脱退した。この年の冬に突然行方不明になり、新聞などでは「雲隠れ」と報道された。週刊誌などではメンバーや所属芸能事務所社長との確執が伝えられていたが、今まで理由を明かすことはなかった。

 この報道についてGACKTは「方向性の違いというよりも、(自分が)25歳の時にバンドのメンバーが集まって解散するって話になったんだよね」と告白。「自分は続けるつもりだった。だけど、僕、対メンバー・社長に完全に分かれてしまって。それなら自分の求める音楽をつくっていこうと」と脱退は不本意であったことを明かした。

 だがその後、今もGACKTを動かす決定的な出来事が起こった。「ドラムのKamiと一番仲良かったんです。脱退から半年、その彼が亡くなった」。脱退したこともあり、音信不通となっていたためニュースで初めて知ったという。居てもたってもいられず「とにかく(Kamiさんの地元である)茨城にいこう」と思い立ち、あてもなく朝から色んな家のインターホンを鳴らし、やっとの思いでKamiさんの家を探り当てたという。

 「ずっと謝りたかった。でも、もういろんなことを墓前で話すしかない。でも彼は自分の中で生きてるんですよね。彼の時間は止まっていますけど、ずっと『いる』ので忘れられないんです」と話し、今でも毎年、命日と誕生日に墓参りに訪れ、Kamiさんの実家に寄って手を合わせているという。

 13年前、ラジオリスナーからの手紙がきっかけで始めた「卒業式サプライズ」では彼の母校にドラムを寄贈。「一度しかない人生だからな、失った時間は二度と戻ってこない」と卒業生にメッセージを送っていた。今のGACKTの行動には、亡き親友への思いが込められていた。

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2019年5月16日のニュース