ガンダム 宇宙から東京五輪応援、地上向けメッセージ発信

[ 2019年5月16日 05:30 ]

ガンダムとザクの模型の前でポーズを決める(左から)宇宙飛行士の金井宣茂氏、室伏広治氏、富野由悠季氏、中須賀真一教授(撮影・小海途 良幹)
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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の模型を乗せた超小型人工衛星を来年春から宇宙に飛ばし大会期間中に応援メッセージを発する計画を発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大と連携して実施する。

 模型は1979年から放送されたアニメシリーズ第1弾の主役機「ガンダム」と敵機「シャア専用ザク」の2体。高さ約10センチで、目が五輪カラーの5色に光るギミックもある。関係者によると「代表的な市販サイズの144分の1スケールより小さいが、上級グレードの大きなモデル並みに精巧」。市販品と同じ工場で製造されるという。

 直射日光で数百度に熱せられ、強烈な紫外線にもさらされる過酷な宇宙環境に耐えられるよう、特殊な樹脂や塗料が使われる。

 人工衛星は長さ30センチ、縦横10センチの「ジーサテライト」。来年3月、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船に積んで打ち上げられた後で、宇宙空間に放出される。内部には模型と電光掲示板、カメラ7台が格納されており、地球周回軌道に乗った後で飛び出す仕組みとなっている。

 電光掲示板は「金メダルおめでとう」などの言葉を複数の言語で表示。組織委は宇宙空間に立つ2機とともにSNSを通じて公開し、平和の祭典で盛り上がる地球に宇宙からメッセージを送る。

 アニメは今年が放送開始40周年のメモリアルイヤー。増えすぎた人類の多くが宇宙に移住せざるを得なくなり、人間同士の戦争が起きる未来が描かれた。

 都内で行われた会見には、アニメの監督を務めた富野由悠季氏や宇宙飛行士の金井宣茂氏、組織委の室伏広治スポーツディレクター、東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一教授が出席した。

 富野氏は「宇宙にガンプラを放出するだけと、ナメちゃいけない。宇宙に関わる人は皆ファンタジーを求めて開発している。(今回の計画は)いろんな夢を実現していく一歩になる」と“宇宙世紀”に夢をはせた。

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