「3年A組」後番組は異例の2クール連続ドラマ 日テレ幹部「リスク」も自信

[ 2019年3月14日 16:44 ]

東京・汐留の日本テレビ本社ビル
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 日本テレビの4月期番組改編説明会が14日、東京・汐留の同局で行われ、この春の番組改編の骨子を発表。ヒット連発の日曜ドラマで、異例の2クール放送を行う意図が明かされた。

 年間視聴率5年連続3冠を続ける同局の改編率は全日4・3%、ゴールデン(午後7時から同10時)4・4%、プライム(午後7時から同11時)11・9%。昨年10月期の改編率と同程度の数字となっている。

 GP帯の新ドラマとしては、水曜ドラマ枠は、連ドラ初主演の中条あやみ(22)と水川あさみ(35)のダブル主演作となる痛快ナースコメディー「白衣の戦士」(水曜後10・00)、土曜ドラマ枠は、古田新太(53)が主演する学園エンターテインメント「俺のスカート、どこ行った?」(土曜後10・00)がそれぞれスタート。

 さらに、「今日から俺は!!」「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」とヒット作が続く日曜ドラマは、原田知世(51)と田中圭(34)がダブル主演する「あなたの番です」(日曜後10・30)をラインアップ。同作は秋元康氏(60)が企画・原案で、とあるマンションに引っ越してきた新婚夫婦が“交換殺人ゲーム”に巻き込まれていくミステリー。4月から半年間放送され、同局として25年ぶりとなる2クール連続大型ドラマとなる。

 番組の鈴間広枝プロデューサーは「海外ドラマのように、毎回衝撃の展開が畳みかけるように起こっていくような作品にしたい。半年間、長いのですが、スタッフ、キャスト一丸となって撮影しております」と力を込めた。

 編成局担当局次長兼編成部長の岡部智洋氏は「編成としては、日曜ドラマは話題性、中毒性の枠を新設して、いい形で2クールで作れた。それは学園ドラマだからというものではない。ドラマの内容が特にティーンの方に刺さった。秋元先生はティーンの気持ちがわかるので、プロデューサーにも全幅の信頼を寄せている。楽しみにしていきたい」。

 日曜ドラマとしては初で、同局としても25年ぶりの2クールドラマ。岡部氏は「リスクはある」と認めつつも、「チャレンジだと思う。1話完結がブームになっているが、『3年A組』のようにああいう形にチーム一丸となって見せれば1話完結じゃなくても見てもらえる」と自信を見せた。

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2019年3月14日のニュース