尾田栄一郎氏 “大作家”さくらさんに感謝「私の数少ない理解者です」

[ 2018年11月16日 12:04 ]

「さくらももこさん ありがとうの会」の祭壇(撮影・森沢裕)
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 8月15日に乳がんのため死去した国民的漫画「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさん(享年53)のお別れの会「さくらももこさん ありがとうの会」が16日、東京・港区の青山葬儀所で執り行われ、生前親交が深かった漫画家の尾田栄一郎氏がメッセージを送った。

 家族ぐるみで親交があった尾田氏のメッセージを司会の笠井信輔アナウンサー(55)が代読。お互いのサイン交換から始まった関係を振り返り、「話せば話すほど面白さは増していきました。自宅でひょうきんな踊りを踊る動画を見せてくれました。何をやっているんだ。本当にあの大作家か?ふざけて笑わせる姿はまさにちびまる子ちゃんでした」と人となりを明かした。

 「私は10年早く生まれただけだからと先輩扱いをさせてくれなかった。私の数少ない理解者です」と続け、「ちびまる子ちゃんはさくら先生の人生の結晶です。漫画家は作者が死んでもキャラクターが代わりに生き続ける。皆があなたを忘れません」とメッセージ。「ももちゃん。闘病中には誰にも会ってくれなかったので、ずっと変わらない笑顔のままです。本当にありがとうございました。多大なる感謝を込めて」と締めくくった。

 尾田氏はさくらさんの訃報を受け、ONE PIECEのポータルサイト公式アカウント「ONE PIECE.com」に、まる子とONE PIECEのルフィが食事するイラストを公開。「追悼」「THANK YOU」の文字でも哀悼し、ネットを中心に大きな話題となっていた。

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