「魂の巾着」本多修 パラデル漫画で海外からも注目「めちゃくちゃ可能性あると…」

[ 2018年11月16日 22:24 ]

MBSテレビ「OFLIFE」でパラデル漫画を作る芸人・本多修に密着(写真提供・MBS)
Photo By 提供写真

 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜2・19)の20日放送は、芸人としては無名だが、「パラデル漫画」という独自の動画がSNS、YOUTUBEを通じて話題を集めている「魂の巾着」の本多修(35)にスポットを当てる。

 芸歴12年目のお笑いコンビ・魂の巾着。ツッコミ担当の本多が最近「パラパラ漫画」に「飛び出す」を合わせて名付けたコマ撮り動画「パラデル漫画」で注目されている。超多忙で「12年間の中で一番、照明を浴びてる」と本多は笑う。

 本多の作業場は家賃5万円のワンルームマンション。パラデル漫画の制作方法を探るため、オリジナルキャラ「ぱらお」を使って、3秒の動画を作る。トレース台を使い、1コマずつ漫画を描き、10枚の漫画から17枚の写真を撮影。その場で音も録音して合成すると、指で弾いた「ぱらお」の絵の頭が、壁に当たり、立体的に飛び出してくる動画が出来上がった。

 「絵が上手くないから、動きで勝負」という本多。普段の作品は約500枚の絵を描いて、完成まで2週間近くかかるという根気のいる作業だ。だが、本多は「パラデル漫画とメチャクチャ相性がいい。簡単な絵でできて動かせる。アイデアが詰め込める。絵は好きだし、いいことづくめ」と笑う。作品は高い評価を受け、BEGINや社会人ラグビーチームのプロモーション動画の依頼も。最近、定食におかずを1品足せることにささやかな幸せを感じている。

 本多がパラデル漫画を始めたのは、仕事がなく時間だけがあった頃に「リツイートを多くもらえるような作品を作ってみよう」と思い、ツイッターで発信。すると、自分では気づかなかった「紙から飛び出すのがスゴい」と9万リツイートを獲得。なかでも「有名人の作り方シリーズ」の「千原ジュニアの作り方」が注目され、本人のトークライブに出演した。

 幼少期から絵を描くのが好きで、趣味は落書き。11人兄弟の4番目で、売れない芸人のまま、ちょっと疎遠になっていた実家にも久々に顔を出せるようになった。パラデル漫画には「めちゃくちゃ可能性があると思ってます。海外の人からGREATとコメントが来る。いずれ“あのパラデル漫画ね”と言われるようになりたい」と本多は目標を掲げた。

 番組では「パラデル漫画」とは一体どんなものなのか、本人の思いや、相方・金井祐介(36)の思い、本多の家族の思いにも迫る。ナビゲーターは黒田博樹氏(43)、VTRナレーションは手塚理美(57)。

続きを表示

2018年11月16日のニュース