関西の秘密兵器ダイアン 東京で「ゴイゴイスー」流行狙う!

[ 2018年11月16日 11:00 ]

東京で“ゴイゴイスー”な活躍を誓う「ダイアン」の西澤裕介(左)と津田篤宏
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 【2019売れる芸人(3)】結成18年。東京ではレギュラー番組ゼロ。そんな関西の秘密兵器「ダイアン」が乗り込んできた。

 今年、関西で最も歴史が古く、過去の受賞者に「横山やすし・西川きよし」「ダウンタウン」らが名を連ねる上方漫才大賞を受賞。西澤裕介(41)が無表情で淡々と繰り出すボケに、どこかうさんくさい津田篤宏(42)が必死でツッコむのが持ち味。大阪ではレギュラー番組6本を抱える人気者だ。

 2人そろって目標に挙げるのは「千鳥」。大阪では“ロケの神様”とも言われ、東京でもその実力を発揮している。大阪で2人を見てきた津田は「1人の仕事もやるけど2人そろうとメチャクチャ面白い」とその背中を追いかけている。

 東京で売れるため、津田は関西では知られているが、関東ではスベり気味なツッコミギャグ「ゴイゴイスー!(すんごいの意)」の流行を狙う。「千鳥さんも“口が臭い”とか“癖が強い”がある。僕のもなんとか跳ねないかな。最近では“泣く!”っていうのもあって」と力を込めた。西澤は「大事なのは見た目。そこは東京になじんできてると思うんで、CMとか舞台とか話あれば全然聞きますよ」と、なぜか上から目線で俳優業進出の夢を語った。

 関西芸人の宿命ともいうべき「大阪で売れてから東京でも売れる」という“二度売れ”の試練に挑戦中だが、余裕も感じさせる2人。関西のレギュラーを全て切って臨む芸人が多い中、実は大阪のレギュラーを4本残してきている。テレビ関係者は「実力は問題ないので心配していないが、東京のナイトライフを満喫しそうな津田さんのことだけが心配」と話す。どこか憎めない脱力系の雰囲気を武器に、2019年の“ゴイゴイスー”な活躍を描いている。

 ◆ダイアン 西澤裕介(にしざわ・ゆうすけ)1977年(昭52)3月14日生まれ。滋賀県出身の41歳。ボケ担当。津田篤宏(つだ・あつひろ)1976年(昭51)5月27日生まれ。滋賀県出身の42歳。ツッコミ担当。2000年に結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。07年、08年と2年連続でM―1グランプリの決勝に進出。「◯◯のダイちゃん」というタイトルで単独ライブを毎年開催。

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2018年11月16日のニュース