桑田佳祐 さくらももこさんに献歌「またいつか、お会いしましょう」

[ 2018年11月16日 12:19 ]

「さくらももこさん ありがとうの会」の祭壇(撮影・森沢裕)
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 8月15日に乳がんのため死去した国民的漫画「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさん(享年53)のお別れの会「さくらももこさん ありがとうの会」が16日、東京・港区の青山葬儀所で営まれ、参列した歌手の桑田佳祐(62)が献歌をささげた。

 祭壇の前に立った桑田は「7年前でしたか、さくら先生から直々にお手紙をいただきまして、『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲を書いてほしいというものだった。2枚目の便箋から、さくら先生らしい字で、歌詞も書いてあって、『歌詞指定かよ!すげーな!』って思ったんですが」と笑わせつつ、「Aメロ、Bメロもきちんと書いてくださって、『大変お忙しいところ、お手紙書いて申し訳ない。もしダメだったら断ってください』って書いてくださったんですが、断れません。本当にお世話になりまして、私自身も家族もうちのスタッフもお世話になりました。何の恩返しもできていませんし、まあ、またいつか、お会いしましょう。先生、ありがとうございました」とあいさつした。

 桑田はアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマとして、12年4月〜17年10月の間の5年半使用された「100万年の幸せ!!」を手拍子の中で熱唱した。同曲はさくらさんが作詞を担当し、桑田が編曲を担当した思い入れの強い曲だ。歌い終えると、「どうもありがとうございました。先生ありがとうございました」と繰り返した。

 さくらさんは学生時代から桑田のファンだったという。さくらさんんのエッセイに書かれた「私が自慢は有名人のサインです。一番の自慢はサザンの桑田さんのサインです」。アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公、まる子の声を長年担当する声優のTARAKO(57)が“まるちゃん”の声でさくらさんの気持ちを代弁し、サインを見せると、桑田は「光栄でございます」と感謝した。

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