阪本順治監督、江波杏子さんを悼む「凛とされて、度胸のある方でした」

[ 2018年11月2日 22:14 ]

江波杏子さん
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 映画「半世界」(来年2月公開)を手掛けた阪本順治監督(60)が2日、第31回東京国際映画祭の授賞式に出席。10月27日に死去した女優の江波杏子(えなみ・きょうこ、本名・野平香純=のひら・かすみ)さんを悼んだ。

 江波さんは阪本監督の「KT」(02年)「行きずりの街」(10年)に出演。

 この日、江波さんの訃報に接した阪本監督は「授賞式が終わって携帯を確認して知りました。江波さんとご一緒して思い出すのは、僕より年上の人ですが、現場の合間にお互いの恋愛観みたいな話をして“監督結婚していないのになんで分かるの?”って言われたり、“新聞何を取っているの?”とか“新聞にこういう欄があってね”とか、演出している途中より、ちょっとした時間に、新聞にからめて社会的な話をした覚えもあります。男と女の話をした記憶もあります。とてもなまめかしくて、なんというかとても凛(りん)とされて、役柄に対しては度胸のある方でした」と思いを語った。

 映画「半世界」は俳優の稲垣吾郎(44)の主演作で、東京国際映画祭で観客賞を受賞した。

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