東京国際映画祭 フランス映画の「アマンダ」が最高賞

[ 2018年11月2日 18:17 ]

 第31回東京国際映画祭の授賞式が2日、東京・六本木で開かれ、フランス映画の「アマンダ」(ミカエル・アース監督)がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」を受賞した。

 「アマンダ」は、パリでの突然のテロ事件で姉を失った青年が、めいの少女の世話をしながら自分自身を取り戻していく物語。アース監督はビデオメッセージで「とても光栄です。上映後も素晴らしい議論を交わすことができた」と語った。映画祭は3日に閉幕する。

 他の主な受賞者と作品は次の通り(敬称略)

 審査委員特別賞=「氷の季節」(マイケル・ノアー監督)▽最優秀監督賞=エドアルド・デ・アンジェリス「堕ちた希望」▽最優秀女優賞=ピーナ・トゥルコ(「堕ちた希望」)▽最優秀男優賞=イェスパー・クリステンセン(「氷の季節」)▽最優秀芸術貢献賞=「ホワイト・クロウ」(レイフ・ファインズ監督)▽最優秀脚本賞=「アマンダ」(ミカエル・アース、モード・アメリーヌ)▽観客賞=「半世界」(阪本順治監督)▽「アジアの未来」部門作品賞=「はじめての別れ」(リナ・ワン監督)▽「日本映画スプラッシュ」部門作品賞=「鈴木家の嘘」(野尻克己監督)▽「日本映画スプラッシュ」部門監督賞=武正晴「銃」および田中征爾「メランコリック」

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2018年11月2日のニュース