ポール“反トランプ・ソング”初登場1位 米チャート36年ぶり

[ 2018年9月18日 05:30 ]

ポール・マッカートニー(AP)
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 11月の米中間選挙を前に“反トランプ・ソング”が話題になっている。元ビートルズのポール・マッカートニー(76)が7日に発売したアルバム「エジプト・ステーション」が、16日発表の米チャート「ビルボード200」で初登場1位を記録した。ポールの1位は、1982年にジョン・レノンにささげた曲などを収録したアルバム「タッグ・オブ・ウォー」以来36年ぶり。

 「エジプト…」にはトランプ大統領を「狂った船長」に例えて批判する曲「Despite Repeated Warnings(繰り返しの警告にもかかわらず)」を収録。発売前から注目を集めていた。

 歌詞には「危ないと繰り返し警告されても耳を貸さない」「どうすればばかげた計画を止められるのか」と辛らつな言葉が並ぶ。ポールは英メディアの取材に、地球温暖化防止の枠組み「パリ協定」に反対する指導者を歌ったと説明。具体的に誰を指すかには「もちろんトランプのこと。彼だけではないけどね」と明かした。

 11日には大物政治記者がトランプ氏の側近らの本音を暴いたという著書「恐怖」を出版しベストセラーを記録。10月2日には、トランプ氏と不倫関係にあったと主張するポルノ女優が、過去の関係を赤裸々に記した暴露本「全面開示」を出版する。事実上の信任投票となる中間選挙を前に、トランプ氏への逆風は強まる一方だ。

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2018年9月18日のニュース